Special
» 2017年05月29日 10時00分 UPDATE

「Windowsスマホ」は業務で使える? 業務部門と情シスでガチレビュー!

徐々に企業への導入が進みつつある「Windows 10 Mobile」。この“Windowsスマホ”を試しにアイティメディアでも使ってみることにしました。情シスとママさん営業、最新機種を実際に使ってみた感想は……?

[PR/ITmedia]
PR
photo HP Elite x3

 Windows 10のスマートフォン向けOS「Windows 10 Mobile」は、iOSやAndroidに次ぐOSとして、日本国内でもいくつかの機種が流通しています。ディスプレイやPCに接続して操作できる「Continuum(コンティニュアム)」やセキュリティ機能など、ビジネス利用に向く機能を多数搭載していることから、業務端末として採用する企業が増えてきています。

 前回の記事で、日本マイクロソフトの担当者に「Windows 10 Mobile」を勧められたアイティメディアの情シス・イシノ。ちょうど企業向けスマートフォンの導入を検討していたこともあり、在宅勤務が多い営業のカワムラを誘い、最新の“Windowsスマホ”を使ってみることにしたのでした。

 今回使ったのは、HPの最新機種「HP Elite x3」。6インチの大画面と高性能がウリの本機を「Office 365」とともに1カ月弱使ってもらい、その感想を聞いてみました。さて、その評価は……?

登場人物(レビュワー)紹介

photo

営業・カワムラ:営業部のマネジャーで一児の母。育児休暇を終えて3年前に復帰してからというもの、子供を保育園に迎えに行くため、原則定時で退社する生活を送る。仕事が忙しいときは、子供が寝た後に仕事をこなすこともしばしば。現在は、会社支給のVDIソリューションで自宅から業務を行っている。

カワムラのレビューはこちらから!


photo

情シス・イシノ:アイティメディアの情報システム担当。普段は裏方だが、情報システム部門向けのイベントではパネルディスカッションのパネラーまでこなす。最近、営業方面から「社外でも自由に仕事がしたい」というプレッシャーが強くなってきており、テザリングによる通信手段の確保を目的として、企業向けスマートフォンを検討している。

イシノのレビューはこちらから!


営業・カワムラから見た「Windowsスマホ」

――カワムラさんって、普段はVDIで自宅作業しているんですか?

カワムラ: そうそう。会社のノートPCでもいいんだけど、持ち帰るとなるとやっぱり重くて、家につくまでに体力を消耗しちゃうじゃない? だからやめたんだよね。今はVDIのアカウントがあって、専用のトークンを使ってログインしてるかな。一応、管理職には全員配られているから、それを使ってる。

 家では自宅作業用に買った大きなノートPCで仕事しているんだけど、家のPCにOfficeが入っていないというのもVDIを使っている大きな理由なんだよね。

――自宅ではどんな仕事をしているんですか?

カワムラ: マネジャーという立場もあって、勤怠とか経費の承認作業や、予算の集計、あとは資料作りが多いかな。VDIから社内ツールとかファイルサーバ、顧客管理ソリューションとかを使うことも結構ある。メールとかメッセンジャーは、基本的にスマートフォンで済ませちゃう。電車の中で対応することもあるしね。

 本当に緊急の時は、帰宅してからすぐにVDIを立ち上げることもあるけど、基本的に子供が寝てから少しだけ仕事するというパターンがほとんど。急に「今日中で」って投げられる仕事もたまにあるのよ、実際。

photo スマホ上でもPowerPointファイルの編集がしやすかったのがメリットだそうだ

――お母さんって大変なんですね……。実際にHP Elite x3を使ってみてどうでした?

カワムラ: 私、もともとあまりガジェットに興味はないんだけど、このスマホは画面が大きいし、ディスプレイは本当にキレイ。普段、私用のAndroidを使っていることもあって、タイル型のUIに慣れるまで少し時間がかかったけど、慣れると更新情報とかも見やすくてよかったな。

 Officeアプリももともと入っているから、メールの添付で届いたExcelやPowerPointのファイルを編集するのも楽でいいよね。iOSやAndroidで編集しようとすると、でき上がったファイルが文字化けすることがあって、今まで外ではやらなかったんだけど、意外と簡単にできるんだと分かったのは大きな収穫ね。これからはやってみようかな。

――コンティニュアムは使ってみました?

photo ノートPC型のドック「ノートドック」。コンティニュアムで接続して利用する

カワムラ: 普段使っているVDIは、ログインするのに1分ぐらいかかってちょっとイライラすることもあったんだけど、コンティニュアムの接続は、それよりも早かったかな。今回は試せなかったけれど、客先でプレゼンテーションをしたり、家でプレゼンを見返したり練習したりするのには良さそう。OneDriveに、共有ファイルサーバのようにファイルを入れておくとさらにいいよね。

 スマホがタッチパッドになるから操作はできるけれど、ちゃんと作業をするなら、キーボードやマウスをつないだほうがいいかもね。ノートドック(ノートPC型のドック)にも接続してみたけど、5秒くらいでつながってちょっとびっくりしちゃった。これがあれば家のPCからわざわざVDIを使って作業しなくてもいいかもしれない。

photo オフィスの会議室でもコンティニュアムを試してみた

――実際、Windowsスマホを使いたくなりましたか?

カワムラ: 個人的には、指紋やカメラを見るだけでロック解除ができるところはよかったところよね。普段はパターン認証や4桁のパスワードを使っているけど、比較的単純だから、もし落としちゃったときに情報漏えいとか危ないんじゃないかと心配してたの。あまり褒められたことじゃないけどね(笑)

 そういえば、この間、小耳に挟んだんだけど、今業務用スマホを導入しようと動いているらしいじゃない、ウチの会社。私は普段Androidを使ってるから、仕事用はWindowsスマホでもいいかもね。ちゃんと事前にいろいろ使い方を教えてもらえれば、私みたいにリテラシーの低いユーザーはその通りに使うと思うんだけど……どうかな?

――なるほど。ちょっとイシノさんにも感想を聞いてみましょうか……。

情シス・イシノから見た「Windowsスマホ」の魅力

――イシノさん、Windowsスマホ、カワムラさんの印象は良かったみたいですよ。

イシノ: それはよかった、無理やり協力してもらった感じでちょっと心配してたんだよね(笑)。僕の方でも一通り使ってみたよ。標準の機能はシンプルで、Office Mobileがプリインストールされている以外はWindows 10とほぼ同じ。設定もWindows 10と同じ感覚でできるよね。

 全体的な印象で言うと、モバイル版のWindows 10ということで、Microsoftのクラウドシフトをよく表現したOSだと思った。データはクラウドに保存されていて、端末と通信と適切な入出力環境を実現する。PCよりも小さい端末を利用して、業務を効率化していくことを目指したOSなんじゃないかな。

 実際にWindows 10 Mobileを導入するときは、Office 365がキーになりそうだね。

――どういうことですか?

イシノ: やっぱり、モバイル環境でOffice 365を使いやすいように作ってある。コンティニュアムにしても、OutlookやSkype for Business、Office Mobile(Word/Excel/PowerPoint)は他のスマートフォンでも使えるけど、小さいデバイスでは作業の効率が悪い。いわば、PCとスマートフォンの間を埋めるような使い方だね。コンティニュアムを使って、一定サイズ以上の大きな画面で編集作業をするには、Office 365のサブスクリプションが必要だし。

 Office以外にも、大きな画面だとブラウザも快適に使えるから、いろいろなWebサービスが使えるのもいい。もちろんPCには及ばないところはあるけど、ある程度のリテラシーがあれば、結構仕事はできると思うよ。

photo イシノにはOffice 365の管理なども含めて体験してもらった

――運用管理やセキュリティ面についてはどうですか? マイクロソフトが推しているポイントですけど。

イシノ: Windows 10 Mobileは基本的に持ち運ぶことが前提のデバイスだから、一般的には、PCよりもしっかりとしたセキュリティ対策が必要になるよね。Windows Helloもあるし、生体認証を軸にした端末セキュリティは、他のOSよりも有利だと思う。

 今回は実導入じゃないから試してないけど、Intuneを使ったデバイス管理や、Windows Information Protectionでのデータ保護などを利用するためには、Azure ADを使用した認証や管理を使うことになる。まるっと一式EMS(Enterprise Mobility + Security)を導入して対処する手もあるね。そうすれば、運用管理は相当やりやすくなるはずだよ。

――逆に、導入時に注意すべきポイントとかはありました?

photo Windows 10ではアカウントの管理が重要になる

イシノ: さっきも言ったように、セキュリティなども意識すると、MicrosoftアカウントとAzure ADという2つのアカウントを意識する必要がある。使えるアカウントの種類が多いのは、汎用(はんよう)的な管理を目指したというのもあると思うんだけど、Windows 10だと、さらにローカルとActive Directoryのアカウントもあるし。

 個々のアプリケーションは他のクラウドサービスのアカウントを追加することもできるから、「この端末(アプリケーション)はこういう設定でこう使う」と、情シス側であらかじめ決めておくことが大事だね。そうしないとユーザーは混乱してしまうかも。

――ズバリ、「Windowsスマホ」はウチの会社に導入できます?

イシノ: 正直な話、使ってみて気付いた点も多かったよ。Windows 10 Mobileの魅力を最大限に生かすなら、Office 365やAzure、OneDriveとか、他のMicrosoft製品やサービスを合わせて使うのが最適だろうね。

 業務の都合上、PCの持ち出しを避けたかったり、高いセキュリティを保ちたかったりする企業であれば、Windows 10 Mobileが向くシーンは多いと思う。もちろん、既にOffice 365を使っていたり、これからOffice 365を検討したりする企業ならいい選択肢になるよ。ウチの場合は後者だね。今後Windows 10への機能追加に合わせて、Windows 10 Mobileでできることも広がっていくと期待したいところだね。


 3回にわたってお伝えしたアイティメディアの「Windows 10」導入物語、いかがでしたか? OSやデバイスから働き方を変えるのは、簡単なことではありませんが、新しい取り組みを始めたり、試したりすることで得られる気付きや知見は多いはず。業務部門を巻き込み、まず情シスが一歩動きだすこと。それが働き方改革で一番大事なポイントなのかもしれません。

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2017年6月30日

Windows 10 Mobile