Googleの社内インキュベーター部門が、VRコンテンツ向けの広告プラットフォームの初期SDKを公開した。ユーザーの邪魔にならないよう、最初は箱に収まっている。
米Googleの社内インキュベーター部門「Area120」は6月28日(現地時間)、VRコンテンツでの表示を想定した広告プラットフォームのプロトタイプを開発したと発表した。
VRにたずさわる開発者とユーザーから、VR上の広告はVR体験を損なわず、実装が簡単であってほしいというリクエストがあったため、コンテンツ内に小さな箱として広告を置き、ユーザーがそれに興味を持って(仮想的に)触ったりじっと見つめたりすると箱から広告が出てくる形式を考えた。動画はいつでも途中で停止できる。
興味のある開発者はフォーマットで参加を申し込めば、初期段階のSDKを入手できる。現行ではGoogleのCardboard、Daydreamと、韓国Samsung Electronicsの「Gear VR」をサポートする。
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