Instagramが、親会社のFacebookが開発したディープラーニングエンジン「DeepText」採用の、攻撃的なコメントおよびスパムコメントのフィルタをライブ動画を含む投稿に適用できるようにした。スパムフィルタは日本語にも対応する。
米Facebook傘下のInstagramは6月29日(現地時間)、攻撃的なコメントとスパムコメントを自動的にブロックする機能をライブ動画を含むサービスで使えるようにしたと発表した。
攻撃的なコメントの自動フィルタはまず英語で、スパムコメントフィルタは日本語を含む9カ国語で利用できる。
攻撃的とみなされるキーワードデータに基づくコメントフィルタは、昨年9月に追加されたが、今回発表されたのはAIがコメント全体が攻撃的かどうか判断する。
このAIはInstagramの親会社であるFacebookが昨年6月に発表したディープラーニングエンジン「DeepText」。テキストの内容を“人間に近い正確さで”理解するとうたわれており、Facebookはニュースフィードの表示アルゴリズムやヘイトスピーチ検出に活用している。
この機能が利用できるようになると、[プロフィール]→[設定](歯車アイコン/≡アイコン)→[コメント]の画面でこれまで「デフォルトキーワード」となっていたところが「Automatic Filter」(英語版の場合)に変わる。
ケビン・シストロムCEOは公式ブログで「われわれの取り組みは完璧でも完成してもいないが、皆さんがInstagramで安全で歓迎されていると感じてくれるようにしていきたい」と語った。
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