ニュース
» 2017年07月12日 10時00分 公開

情報インフラ24時 眠らないシステム:今さら聞けない、RPAとAI、botの違い (2/2)

[中寛之,ITmedia]
前のページへ 1|2       

AI

 AIは、大規模なデータセットを感知し、理解し、行動し、学ぶことができるアルゴリズムでできています。AI技術は、結果を提供するため、大量のデータ(コンピュータビジョンや写真/ビデオなど)を組み合わせ、ひも付づけて分析できます。人間よりも効率的にタスクを実行でき、自己学習機能も持ち合わせています。AIもやはり、IT管理者によるコーディングとメンテナンスが必要です。

 最近のAIの実用例としては、IBMのWatson、Microsoftのコグニティブサービス(先日、『ミズ・パックマン』を史上最高得点でクリアしたのは同社AI)、IPSoftの「Amelia」、SAPの「Clea」、Oracleの「AIA」、Salesforceの「Einstein」、日立ソリューションズの「リテシア」などが挙げられます。

AIの先にある「インテリジェント自動化プラットフォーム」

 1つの整理方法として、RPAからAIまでを同一線上に並べたとき、ビジネスシーンでの活用には、さらに「インテリジェント自動化プラットフォーム」というレベルで業務量の増減に対応できる存在にまで昇華できるものと考えられます。

(1)プログラムによる処理

 都度作成される一時的な小規模自動化ツール(例:スクリプト、マクロ、バッチ、ミニボット)

(2)RPAによる自動化

 通常業務レベルに耐える自動化を実現するツール

(3)AIによる自動化

 機械学習、自然言語処理によって自動応答するシステム

(4)インテリジェント自動化プラットフォーム

 業務量の増減に対応した柔軟な体制を支える自動化基盤

Photo

 将来目指すのは、インテリジェント自動化プラットフォームですが、その前に実現しなければならない壁があります。それがRPAです。

 ITILの考え方に沿ってRPAを受け入れるには、初期設定に基づく運用だけではなく、キャパシティー管理に基づくRPA用リソースの増減を管理し、必要に応じてシステムリソースの自動増強を図る必要があります。

 この振る舞い自体をプロビジョニングのRPAとして実装することは、2.から、一足飛びで4.を簡易的に実現するアプローチになるでしょう。


 次回は、ITILとの絡みで考えていきたいと思います。

著者プロフィール:中寛之

アクセンチュアに勤務。ITIL Managerとして、システムインフラのコンサルティングを中心に、業務領域まで幅広く担当しています。

詳しいプロフィールはこちら


前のページへ 1|2       

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ピックアップコンテンツ

- PR -

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -