社内にはさまざまな機密情報があります。企業の情報漏えいの原因は、外部からの不正アクセスよりも、内部の社員による不注意や故意の漏えいなど、内部の人間がなんらかの形で関わることの方が多いといわれます。
情報窃取の手法には、「ソーシャルエンジニアリング」といって、人の心理の隙や行動のミスに付け込む手法があり、例えば、オフィスから出されたごみや、無人のデスクの周辺、プリンタなどのそばに放置された印刷物の束などから機密情報が盗み出される可能性があります。
こうした手口への対策として、機密事項を含む印刷物などのごみを廃棄する際は、シュレッダーで裁断することや、溶解処理をしてから廃棄するような組織的な対応が必要です。
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