生産性向上の“最後の砦”は「ERP」にあった 「SuperStream-NX Ver.2.0」の“効率化に効く”新機能

もはや生産性向上の施策はやり尽くした――。そう考えている企業を驚かせるような進化を遂げたのが、国産ERPの「SuperStream-NX Ver.2.0」だ。大幅な時短効果につながるどんな新機能が実装されたのか。

» 2017年07月19日 10時00分 公開
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 今や、多くの大企業でごく当たり前のように導入・活用されているERPパッケージ製品。近年では中堅・大手企業においても、ERPパッケージで基幹業務の効率化を図ることが当たり前になってきた。

 ERPパッケージの導入前と導入後を比べると、経理や人事といった企業の間接部門における業務効率化効果は誰の目にも明らかで、一度そのメリットを知ってしまうともはや導入前の状態にはなかなか戻れないだろう。

 製品も市場もすっかり成熟したERPに、果たしてこれ以上の進化が望めるのだろうか? この問いに真正面から答えたのが、中堅・大手企業向けの国産ERPパッケージとして長らくトップクラスのシェアを維持し続けている「SuperStream」だ。

Photo 中堅・大手企業の課題とERPによる解決策

ERPに残された、生産性向上視点の“進化の余地”とは

Photo 新機能について説明するスーパーストリーム取締役 企画開発本部長の山田誠氏

 1995年の発売以来、今日までに累計8,400社の導入実績を持つSuperStreamだが、2017年6月に登場した最新バージョン「SuperStream-NX Ver.2.0」は、「枯れた」どころか、ERPにはまだまだ進化の余地が多く残っていたことを実感させられる製品に仕上がっている。

 同製品の企画・開発責任者である、スーパーストリーム取締役 企画開発本部長 山田誠氏によれば、SuperStream-NX Ver.2.0は20年以上に及ぶSuperStreamの開発史の「集大成」なのだという。

 「これまで開発してきた全てのSuperStreamのバージョン、それらを導入いただいたお客さまからのご要望、そして100社以上のパートナー企業さまから寄せられた声のほぼ全てを反映させたといっても過言ではないのが、SuperStream-NX Ver.2.0です。弊社はSuperStreamを間接販売でしか提供していませんから、お客さまに恩返しするには“製品をより良くしていく”しかありません。そうした思いの下、社員一丸となってお客さまに恩返しできる製品に仕上がったと自負しています」

操作のムダ、小さな違和感を“徹底排除”して得られた生産性を高めるUI

 SuperStream-NX Ver.2.0は、具体的にどのような点で進化を遂げ、どんな機能を通じて生産性向上や働き方改革に貢献するのだろうか?

 旧バージョンと比べたときに最も目に付くのは、ユーザーインタフェースの大幅な進化だ。画面のデザインコンセプトは、近年のコンシューマー向けアプリケーションでよく見られる「フラットデザイン」を採用し、項目の細かな配置やカラーにまで徹底的にこだわっている。

 「開発陣で合宿を行い、スーパーストリームを知り尽くした私たちが自らの手でユーザーインタフェースのデザインやユーザビリティについて徹底的に見直しをかけました。その結果、操作のムダがない効率的な作業のためのユーザーインタフェースを実現できました」(山田氏)

 例えば、各ユーザーが自身の業務に合わせてSuperStream-NX Ver.2.0の使い勝手をパーソナライズできるよう、入力画面のパーツをユーザーが自由にレイアウトできる。普段使わない項目を非表示、あるいは表示詰めして、代わりに頻繁に使うパーツをドラッグ&ドロップで見やすい場所に移動したり、幅を広げたりといったことが可能だ。

 一般的なERPパッケージ製品では、こうした画面のパーソナライズには別途カスタマイズ開発が必要だが、SuperStream-NX Ver.2.0はユーザー自身が気軽に行えるため、誰もがより快適な操作性を簡単に手に入れ、生産性を高められる。

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 また旧バージョンまでは、SuperStreamの会計システムと人事システムを同時に使う場合、それぞれに別々にログインして、両方のウィンドウを適宜切り替えながら使い分ける必要があった。「こうした使い分けはとても面倒」というユーザーからの声を受け、SuperStream-NX Ver.2.0では、会計システムと人事システムを1つに統合し、ウィンドウを切り替えることなく会計と人事の機能を同時に使えるようになった。

 さらには、ユーザーが普段よく使うSuperStreamのモジュールや外部アプリケーションを、「マイメニュー」という自分だけのメニュー項目にひとまとめにし、いつでも呼び出せるようにもできる。

 帳票やレポートの作成機能も、大幅に強化されている。「Excel Report」と呼ばれる新機能を使うと、表形式のチャートを作成する際に、まるでExcelのように極めて柔軟にユーザーが表示レイアウトを指定できる。また「Pivot Report」という機能では、やはりExcelと同じようなピボット集計機能をERP上のグリッドコントロール上で実現できる。さらには、「ReportPlus」という機能を使い、グラフィカルなグラフ形式でデータを直感的に把握できるレポートを簡単に作成することも可能だ。

Photo 手間を掛けずに必要な帳票やレポートを作成できる

企業グループ全体の経営状況を迅速に可視化

 こうした利便性向上のための新機能とともに、SuperStream-NX Ver.2.0の開発でこだわったもう1つのポイントが「経営の可視化」だったと山田氏は言う。

 「経営の意思決定を正確に、かつ素早く行うためには、その根拠となる情報をリアルタイムに把握する必要があります。しかもそれを自社単体だけでなく、企業グループ全体で行わなくてはいけません。さらには、国内だけでなく海外の拠点や子会社も含めて経営状態を素早く正確に可視化できないと、グローバル経営の意思決定を適切かつタイムリーに行うことはできません」

 こうした思いから、SuperStream-NX Ver.2.0は旧バージョンと比較し、グループ経営やグローバル経営を支援する機能が大幅に強化されている。例えば、グループ各社の会計、人事業務をシェアードサービスで一括して行うケースを想定し、会社/ユーザー毎にウィンドウの色を個別に選択できるようにした。

 シェアードサービスでは、グループ企業の会計・人事システムのウィンドウを複数同時に開き、それらを頻繁に切り替えながら作業することが多い。その際、各ウィンドウが色分けされていると、どのウィンドウがどの会社に対応するものか一目で把握でき、作業効率が一気に向上する。一見するとささいな機能に見えるかもしれないが、これもSuperStreamの長い歴史の中でユーザーの声を丹念に拾ってきた結果の1つといえるだろう。

Photo 会社ごと、ユーザーごとにウィンドウの色を変えられる。グループ会社の状況を把握する際に役立つ

 管理会計の機能も、大幅に強化されている。SuperStream-NX Ver.2.0ではリアルタイムの収支状況を、会社全体や子会社ごとといった単位だけでなく、例えば製品別や地域別、取引先別といったように多様な切り口から即座に可視化できる。「部門コード」「相手先コード」「機能コード」「プロジェクト管理コード」といった複数の分析用コードを設定し、それぞれで細分化された最小単位で残高データを保持できるようになっているのだ。

Photo さまざまな角度から収支状況を分析できる仕組みを提供する

 加えて、これらの機能がグローバル環境においても使える点が、SuperStream-NX Ver.2.0の強みの1つだ。一般的な国産ERP製品では、日本語バージョンをベースに各国語バージョンを1つずつ開発していく形を取るが、SuperStream-NX Ver.2.0はグローバル対応が可能な多言語対応フレームワークを採用しており、どのような言語であっても決められたフォーマットの翻訳データさえ与えればローカライズできる。

 現時点で開発元がデフォルトで用意しているのは日本語版と英語版だが、その気になればユーザー自身が任意の言語の翻訳データを作成し、自らSuperStream-NX Ver.2.0の外国語バージョンを開発することも可能だ。

目指すは「IoA(Internet of Accounting)」の世界

 生産性の向上や働き方改革を目指す上で、クラウドやモバイルといった最新IT技術の活用が極めて有効である点に、今さら疑問を差し挟む余地はないだろう。

 業務システムをクラウド上で運用し、さらにモバイル端末からアクセスできる環境を整えれば、ユーザーはいつ、どこにいても業務を遂行できるようになる。これにより、例えば外出中の空き時間にスマートフォンやタブレット端末からシステムにアクセスして仕事をこなしたり、あるいは自宅のPCからシステムにアクセスしてオフィスにいるときと変わらない環境で仕事ができるようになれば、業務効率の大幅な向上や新たな働き方へのシフトが期待できる。

 もちろんSuperStream-NX Ver.2.0も、クラウドとモバイルに対応している。製品自体がサブスクリプション方式のクラウドサービスとして利用できるようになっているほか、その周辺サービスもクラウドサービスとしてスーパーストリームから提供されており、年々クラウドアプリケーションとしての性格を強めつつある。

 山田氏はこうした同社の戦略を、「IoA(Internet of Accounting)」という造語で説明する。

 「オンプレミス版のSuperStreamをお使いいただいているお客さまも含め、今後はSuperStreamを各種クラウドサービスと広く連携させていくことで、経理・人事に必要なあらゆる情報やサービスをインターネットから取得できるIoAの世界を実現していきたいと考えています」

 既に、スーパーストリームが運営するクラウドサービスと連携して、製品マニュアルをリアルタイムに検索できる機能がSuperStream-NX Ver.2.0に実装されているほか、製品の最新モジュールや、各種お知らせ情報をスーパーストリームのクラウドサービスと自動連携して取得する機能も実現している。

 同社では今後、こうしたクラウド連携の幅を広げ、例えば各社が共通で利用しているマスターデータ(銀行マスターなど)をクラウド連携で取得したり、あるいは外部のAIサービスやRPA(Robotic Process Automation)などと連携する計画もあるという。

 最新バージョンでERPのさらなる可能性を示したばかりでなく、長期的な構想の下にこれからも進化を続けていくというSuperStream。今後の同製品の歩みに注目だ。

Photo 今後はAIやRPAといったトレンド機能も実装していく計画

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提供:スーパーストリーム株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2017年11月22日