Android Oのお菓子ネームは「Oreo」(オレオ)に

Googleは8月21日、次期モバイルOSの正式名称を「Android 8.0 Oreo」と発表した。オレオはNaviscoのクッキー。商標を採用したのは2013年のAndroid 4.4 KitKat以来だ。

» 2017年08月22日 04時23分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは8月21日(現地時間)、ニューヨークで開催したイベントで、これまで「Android O」と呼んでいた次期OSの正式名称を「Android 8.0 Oreo」と発表した。

 「より安全で、より速く、よりパワフル。かつてないほどにスイートなOS」とのこと。

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 ライブストリームでは、日食を模した黒い円盤を左右に開いて新しいドロイド君の像を披露し、短いアニメ(記事末に掲載)を流して終了した。

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 oreo

 全米横断の皆既日食に合わせての発表で、Android Oreoは日食によって生を授かった天から来たスーパーヒーローという設定。「世界中が愛するクッキーが新しいAndroidリリースです」。

 Oreoは、米Nabiscoの2枚のチョコレートクッキーでクリームを挟んだお菓子。Androidのコードネームに商標が採用されるのは、2013年の「Android 4.4」(KitKat)以来だ(KitKatはスイスNestleのチョコレート菓子)。

 Android Open Source Project(AOSP)の参加者は同日からソースにアクセス可能になる。以下の端末は通信キャリアのテストに入っており、“間もなく”ローリングアウトするという。

  • Nexus 5X
  • Nexus 6P
  • Nexus Player
  • Pixel
  • Pixel XL
  • Pixel C

 パートナーメーカーからは年末までにAndroid 8.0 Oreo搭載の端末が登場し、アップグレードもされる見込み。Googleはパートナーメーカーとして、Essential、General Mobile、HMD Global、Huawei、HTC、京セラ、LG Electronics、Motorola、Samsung Electronics、シャープ、ソニーの名を挙げた。

 なお、既存端末のアップグレード対応は、各キャリアおよび端末メーカーによって異なる。

 新機能としては、バックグラウンドのアプリの稼働を制限することでバッテリー持続時間を改善する「Background limits」やプッシュ通知表示を改善した「Notification channels」、ピクチャー・イン・ピクチャー機能、BluetoothオーディオでのソニーのLDACサポートなどが既に発表されている。

【追記】こちらのページから正式版のシステムイメージをダウンロード・インストールできるようになった。


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