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» 2017年09月05日 07時00分 公開

半径300メートルのIT:無意識の設定であなたの居場所がダダ漏れに? iPhoneのこんな設定に注意 (2/2)

[宮田健,ITmedia]
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あなたの位置情報はどこまでアプリに知られている?

 位置情報の取得状況は、「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」で確認できます。

Photo 位置情報を利用するアプリケーションの一覧

 最近アップデートされたアプリは、そのほとんどが「このAppの使用中のみ許可」を選べるようになっていますが、一部のアプリは「常に許可」しか選べません。まずは、「アプリ一覧」と「位置情報をどのレベルで取得しているか」を把握しておきましょう。

 アプリの一覧をよく見ると、あることに気付きます。例えばGoogle Mapなどの地図アプリや、今いる場所の天気を知るアプリなどは位置情報を取得する理由も分かりますが、中にはどう考えても位置情報が不要なアプリもリストに乗っているのです。そんなアプリは、この画面で「許可しない」を選択しておきましょう。そもそも使っていないアプリなら、この機会に削除することをお勧めします。

 私は特に、SNS関連のアプリにおいて居場所をアピールする必要がないのなら、この画面で明示的に「許可しない」に設定するようにしています。また、普段は使わないけれど、たまに位置情報を必要とするアプリなら、可能な限り「このAppの使用中のみ許可」に設定を変えています。

Photo アプリのアップデート解説文の中でこの変更に言及しているものもあります

“アプリの振る舞い”を把握しよう

 最近ではiOSだけでなく、Androidでもアプリごとの権限を容易に確認できるようになってきました。特に位置情報は、OSがアップデートされるたびに、より、“利用者目線での権限設定”がしやすくなっているように思えます。ただし、それはアプリがアップデートされ、最新のOSでのレギュレーション設定が可能になっている場合のみ。そう考えると、「古いアプリはOSアップデート時に引退させる」ことも考える必要があるかもしれません。

 iOS 11では古い32ビットアプリケーションが起動できなくなります。ハードウェアも同様ですが、スマートフォンは本体、OS、アプリの新陳代謝を行うことで、より安全な使い方ができるものだと考えましょう。新型iPhoneを買う予定がない人も、ぜひ、OSは最新にしておいてください。

著者紹介:宮田健(みやた・たけし)

デジタルの作法 『デジタルの作法』

元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め、趣味と仕事を公私混同しつつ日々試行錯誤中。

筆者より:

2015年2月10日に本連載をまとめた書籍『デジタルの作法〜1億総スマホ時代のセキュリティ講座』が発売されました。

これまでの記事をスマートフォン、セキュリティ、ソーシャルメディア、クラウド&PCの4章に再構成し、新たに書き下ろしも追加しています。セキュリティに詳しくない“普通の方々”へ届くことを目的とした連載ですので、書籍の形になったのは個人的にも本当にありがたいことです。皆さんのご家族や知り合いのうち「ネットで記事を読まない方」に届けばうれしいです。


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