Chromeブラウザのデスクトップ版でも自動再生動画の音声ミュートが可能に

Chromeブラウザで動画を含むWebページを開くと音声付きで自動再生されてしまうことがあるが、バージョン63ではサイトごとのミュート設定が可能になり、バージョン64でモバイル版と同様に全体での制御が可能になる見込みだ。

» 2017年09月15日 09時24分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは9月14日(現地時間)、デスクトップ版のChromeブラウザでもモバイル同様にWebページを開いた際にオーディオの自動再生をしないようにする計画を発表した。2018年1月リリース予定のバージョン64安定版で実施する。

 現在は、自動再生設定の動画がエンベッドされているメディアサイトを開くと、動画が自動再生され、音声が鳴り響く。Googleの文書によると、これを嫌って自動再生を阻止するサードパーティー製の拡張機能をインストールするユーザーが多いという。

 これを受け、自動再生設定の動画を音声をミュートして再生できるようにする。

 自動再生の制御機能は段階的に追加していく。10月リリース予定のバージョン63で、Webサイトごとに音声自動再生をミュートする機能を追加し、バージョン64でユーザーがより自由に音声再生を設定できるようにする。

 mute 1 音声自動再生についてのタイムライン

 モバイル版Chromeでは2年前から動画の自動再生時の音声はミュートされている。モバイルとデスクトップのポリシーを統一することで、サイトオーナーは個別の設定をする必要がなくなる。

 mute 2 Android版Chromeのミュート設定

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