「Googleアシスタント」のSDKが日本語をサポート 日本語を話す端末開発が可能に

Googleが、音声認識AIアシスタント「Googleアシスタント」をサードパーティ製端末に搭載するためのSDKで日本語をサポートした。また、Amazonの「Alexa」のスキルのように、端末固有の機能を操作できるようにする「Device Actions」を追加した。

» 2017年12月22日 11時09分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは12月20日(現地時間)、音声AIアシスタント「Google Assistant」をサードパーティーのハードウェアに搭載するための「Google Assistant SDK」の対応言語に、日本語を含む数カ国後を追加したと発表した。

 sdk サードパーティー端末でもニックネームや位置情報を設定できるようになる

 これにより、日本語で呼び掛けて使えるGoogleアシスタント搭載のサードパーティー製のスマートスピーカーや家電の開発が可能になる。

 GoogleはGoogle Assistant SDKを4月に公開した。競合する米Amazon.comの「Alexa」は2015年からサードパーティー製端末に搭載できている。

 Google Assistant SDKには新機能として端末のニックネーム、位置情報、言語の変更、アカウントに基づく情報の提供を可能にした他、「Device Actions」で端末固有の操作を音声命令で起動できるようにした。

 例えば、照明器具に「点灯して」「明るさを50%にして」と命令したり、ヒーターに「室温を28度に設定」と命令できるようになる。

 sdk 2 Device Actionsの概念図

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