Tesla Roadsterを載せたFalcon Heavy、火星に向けて発射へ

SpaceXのイーロン・マスクCEOが、大型ロケット「Falcon Heavy」を6日に火星に向けて打ち上げるとツイートした。成功すれば、Teslaの「Roadster」が火星に運ばれる初の自動車になる。

» 2018年02月06日 07時47分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米SpaceXのイーロン・マスクCEOは2月5日(現地時間)、大型ロケット「Falcon Heavy」を6日にフロリダ州ケープカナベラルから火星に向けて打ち上げるとツイートした。発射は日本時間の7日午前3時半の予定だ。

 同日公式YouTubeチャンネルで公開した動画のBGMはデヴィッド・ボウイの「Life On Mars?」。Falcon Heavyの発射から、ペイロードステージからマスク氏が経営する電気自動車企業Teslaの「Roadster」が火星近くの宇宙空間に放出されるシーンまでを説明する。Roadsterには、同社がデザインした宇宙服を着た人形まで載っている。

 falcon 1 宇宙空間に送り出されるRoadster

 マスク氏はInstagramで、Falcon Heavyに積むRoadsterの画像も投稿している。

 falcon 2 Falcon Heavyに積むRoadster

 動画通りに実施するのか、成功するのかは未知数だ。マスク氏自身が、この初打ち上げは「リスクを伴う」と明言している。このロケットは、従来の3倍に当たる3基のブースターと27基のエンジンを搭載し、それら全てを同時点火しなければならない。

 SpaceXは2018年後半には、Falcon Heavyを使って民間人2人を有料で月の周回旅行に送り出す計画だ。


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