Facebook傘下のOculus VR、GDPR対策の「My Privacy Center」公開へ

親会社のFacebookに続き、Oculus VRもEUのGDPR対策として5月20日に利用規約とプライバシーポリシーを更新する。また、Oculusがどのような個人情報を収集しているかを確認するための「My Privacy Center」を5月20日に立ち上げる。

» 2018年04月20日 12時26分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebook傘下のOculus VRは4月19日(現地時間)、欧州連合(EU)が5月25日に施行する「General Data Protection Rules(GDPR、一般データ保護規則)」順守の一環として、ユーザーが自分のプライバシー設定を一覧できる「My Privacy Center」の公開と、利用規約およびプライバシーポリシーの更新を発表した。

 新しい利用規約とプライバシーポリシーは4月20日から閲覧はできるが、施行は5月20日から。My Privacy Centerは5月20日から利用できるようになる。

 My Privacy Centerでは、Oculus VRがユーザーの許可の下に収集した個人情報を確認するページ。データをダウンロードすることもできる。

 oculus 「My Privacy Center」

 発表文のQ&Aによると、Oculus VRは親会社のFacebookと「限られた情報を共有」しているという。例えばOculusのアカウントに問題があるというフラグが立てばFacebookとそれを共有するし、ユーザー自身がOculusとFacebookのアカウントをリンクしていればOculus端末のVRスクリーンショットをNew Feedでシェアできるようにしているという。アカウントをリンクしていれば、Oculusの友達リストにFacebookの友達でOculusのアカウントをリンクさせている人が追加される。

 なお、OculusのデータはFacebook上のターゲティング広告のために使われることはないとしている。

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