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» 2018年05月15日 11時00分 公開

2022年には2947億5400万円に達する予測:2017年の市場規模は2016年のほぼ倍――IDC Japanが今後の「国内コグニティブ/AIシステム」の市場規模を予測

IDC Japanは、「国内コグニティブ/AIシステム」の市場規模について、2017年の分析と2018〜2022年の予測を発表した。2017年の市場規模は、前年比倍増の274億7600万円。2022年には2947億5400万円に達すると予測する。

[@IT]

 IDC Japan(以下、IDC)は2018年5月14日、「国内コグニティブ/AI(人工知能)システム」の市場規模について、2017年の分析と2018〜2022年の予測を発表した。それによるとユーザー支出額を基にした2017年の市場規模は、2016年と比べてほぼ倍増の274億7600万円。2022年には、2947億5400万円に達すると予測する。

 IDCでは、企業によるAIへの取り組みが、これまでの実証実験段階から2017年は実システムへの適用に移り、またソフトウェアへのAI機能実装も進んだと分析している。2018年以降は、AIシステムの「パーベイシブ化(普及)」が進むとともに、AIの適用分野が、金融分野でのリスク検出や分析、サービス業での自動顧客サービスなどに広まり、市場が急速に拡大すると見ている。その結果、2017〜2022年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は60.7%となり、2022年の市場規模は2947億5400万円に拡大すると予測する。

 IDCではコグニティブ/AIシステム市場を、「自然言語処理と言語解析を使用して質問に応答し、機械学習を基にしたレコメンデーションやディレクションを提供することで、人間の意思決定を補助、拡張する技術」と定義する。同社が同市場を分析する際には、ハードウェア、ソフトウェア、サービスといった「IT」による分類と、「ビジネスでの利用方法」(ユースケース)に即した分類の2つを用いている。

国内コグニティブ/AIシステム市場 セグメント別ユーザー支出額予測:2017年〜2022年(出典:IDC Japan)

 IDCでグループディレクターを務める眞鍋敬氏は、「ITサプライヤーは、アプリケーションソフトウェアにAI機能を実装し、ユーザー企業の実ビジネスにAI適用を進めるべきだ。そのためには、適切なAI学習用の教師データを選択し、作成支援などのサポート体制を整備することに加え、ユーザー企業がAIシステムを利用する際の運用支援を強化する必要がある」と分析している。

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