スマートスピーカーの世界市場、AmazonとGoogleでシェアの約7割だが中国勢とAppleが猛追──Strategy Analytics調べ

Strategy Analyticsによると、1〜3月に世界で出荷されたスマートスピーカーは前年同期比278%の940万台。メーカー別シェアではAmazonがトップ、Googleが2位だが、中国のAlibabaとXiaomi、Appleもシェアを拡大している。

» 2018年05月18日 10時42分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米調査会社Strategy Analyticsは5月17日(現地時間)、1〜3月期の世界でのスマートスピーカーのメーカー別出荷に関する調査結果を発表した。同四半期の総出荷台数は前年同期比278%増(4倍弱)の940万台だった。

 smart 1 2018年第1四半期の世界でのメーカー別スマートスピーカー出荷(資料:Strategy Analytics)

 シェアトップは「Echo」シリーズを販売する米Amazon.comで43.6%。出荷台数は前年同期の約2倍の400万台だった。2位の米Google(シェアは26.5%)の約2倍のシェアだが、前年同期の81.8%増より大きくシェアを落とした。Googleの「Google Home」シリーズの出荷台数は709%増の240万台だった。

 両社のシェアを浸食しているのは、3位の中国Alibaba、4位の米Apple、5位の中国Xiaomiだ。AlibabaとXiaomiはそれぞれ昨年7月に「天猫精霊 X1」と「小米AI音箱」を中国で発売した。Appleの「HomePod」は今年の2月の発売(日本はまだ)だった。

 smart 2 Xiaomiの「小米AI音箱」

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