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» 2018年07月11日 10時00分 公開

ERPのSuperStreamが会計・人事業務をオフィスロボットとしてパッケージ化〜経理・人事の定型業務をRPAで自動化〜

せっかくRPAを導入したのに、運用管理に手間がかかってせっかくの時短効果が台無しに――。そんな事態にならないよう、ERP大手のSuperStreamが考えた方法とは。

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多くのRPA導入プロジェクトは失敗する?

Photo スーパーストリームで取締役 企画開発本部長を務める山田誠氏

 少子高齢化による人材不足が避けられない日本では、多くの企業が“いかに限られた人的リソースで最大の効果を上げられるか”という課題の解決に取り組んでいる。

 働き方改革の推進や福利厚生の充実、モチベーションを高めるためのコミュニケーション施策の導入、生産性を高めるためのITソリューションの検討など、さまざまな取り組みがある中、にわかに注目を集めているのが「RPA」(Robotics Process Automation)という業務を自動化する仕組みだ。

 RPAは、これまで人間がPC上で行ってきた“作業”を、ソフトウェアロボットに代行させることで、業務の自動化と効率化を図るというもの。決まった作業を繰り返すような定型業務と相性が良く、こうした業務が多い経理・人事部門が採用するケースが増えている。

 しかし、国産ERPパッケージ製品の「SuperStream」を開発・提供するスーパーストリームで取締役 企画開発本部長を務める山田誠氏は、現在、注目を集めているRPAは「多くのプロジェクトが失敗に終わるだろう」と予測する。

 「私たちは、RPAについて長い間研究を続けてきましたが、ソフトウェアロボットを実用的なレベルで安定稼働させるには、相当高いスキルが必要になることが分かったのです。そうしたスキルを自前で持たない多くの企業では、せっかくRPAを導入してもうまくいかない可能性があります」(山田誠氏)

 社内に高いスキルを持つ人材がいない、あるいはいたとしてもごく少数しかいない会社は、ロボットによる自動化の恩恵にあずかることはできないのだろうか。RPAの実用に向けて、さまざまな検証を重ねた末にスーパーストリームがたどり着いた結論は、「パッケージベンダーが、自社製品の操作を自動化するロボットを自ら開発する」という方法だった。

 同社が開発・提供するERPパッケージのSuperStreamは、中堅企業〜大手企業の会計・人事給与に特化した国産製品として、8800社もの導入実績を持つ。この、SuperStream上で人間が行う作業をRPAで自動化する仕組みを、“SuperStreamの内部を知り尽くした開発元のエンジニア自身が開発”して顧客に提供すれば、多くの企業が安定稼働するロボットを導入し、運用できるようになるのではないか――というわけだ。

 こうして誕生したのが、「SuperStream-NX オフィスロボット(経理・人事)」(以下、SuperStream-NX オフィスロボット)という新製品だ。

Photo 転記や入力、チェックといったSuperStream上のルーティンワークを自動化するオフィスロボット

SuperStream上の“定型作業”をロボットで自動化

 山田誠氏によれば、SuperStreamの適用対象である経理・人事部門は、もともと定型業務や繰り返し作業が多く、ロボットによる自動化ソリューションと極めて相性がいいという。

 「経理・人事の業務現場では、システムに情報を入力・転記したり、書類の内容が正しいかどうかチェックしたり、あるいは定期的に決まった体裁のレポートを作成したりといった、同じ作業を定期的に繰り返すことが多く、それがいまだに手作業で行われています。弊社が独自に行ったアンケート調査では、経理・人事業務の約4割はルーティン業務であり、ロボットで代行できる可能性があります」(山田誠氏)

 こうした“作業”を自動化できれば、人手不足を補えるだけでなく、貴重な人的資源をルーティンワークから解放し、複雑な判断や承認を伴う「人にしかできない業務」に投入してビジネスの価値を高めることができる。また、従来の人手による作業をロボットに置き換える自動化は、投資対効果も見えやすいため、導入のハードルも比較的低いのがポイントだ。

Photo 作業中のオフィスロボット。画面の右上に作業状況とオフィスロボットがけなげに働く様子がアニメーションで表示される

面倒で煩雑なロボット開発や運用管理をベンダー側が担当

 ただし、RPAを中核としたこれまでの「ロボットによる自動化」の仕組みは、ロボットを動作させるためのスクリプトをユーザーが一から開発する必要があり、いざ実務に耐えるレベルのスクリプトを開発するとなると、かなり高度なスキルやノウハウが必要になる。

 そのため、「ユーザー自身が簡単に導入・運用できる」「すぐに業務自動化が実現できる」といううたい文句にひかれてRPAをいち早く導入した企業の中には、実用に耐える運用にたどり着く前に挫折するケースも少なくない。

Photo 利用者が開発やメンテナンスを気にすることなく利用できるRPAの仕組みを構築した 企画開発本部 プロダクト開発部 開発2課 ソフトウェアデベロップメントスペシャリスト 松本潤氏

 そこでスーパーストリームでは、人手によるSuperStream上の定型作業を、RPAを使って自動化するパッケージソリューションを開発した。それが前述のSuperStream-NX オフィスロボットだ。同製品の開発を担当したスーパーストリーム 企画開発本部 プロダクト開発部 開発2課 松本潤氏によれば、「SuperStreamの内部を知り尽くしたわれわれでなければできない機能を盛り込んだ」という。

 「一般的なRPAは、操作対象のシステムの画面構成が変わると、途端に動かなくなってしまいます。その点SuperStream-NX オフィスロボットは、ユーザーがSuperStreamの設定により画面レイアウトを変えても、シナリオを変更することなくそのまま動き続けます。これは、SuperStream内部で画面構成を変更する際の内部処理を知り尽くした、私たち開発元のエンジニアでないと実現できない機能です」(松本氏)

Excelに簡単な設定を入力するだけでロボットが利用可能に

 SuperStream-NX オフィスロボットは、自動化の対象となる業務にそれぞれ対応する「スキル」から構成される。2018年7月末より製品の提供を開始、順次スキルを追加していく予定になっている。

 以下が、提供を予定されているスキルの一覧だ。

経理スキル

  • 仕訳入力(Excel転記)
  • 経費精算入力(Excel転記)
  • 固定資産入力(Excel転記) 
  • 外部データ取込(統合会計)
  • 換算レートマスタメンテナンス
  • 月次処理(配賦) 
  • 月次帳票(出力) 
  • 請求書出力(Excel差込)
  • 伝票照会(出力)

人事スキル

  • HR従業員登録(Excel転記)
  • 通勤交通費データ登録(Excel転記)
  • 勤怠入力(Excel転記)
  • 変動支給控除データ取込
  • 月次給与計算処理
  • 汎用社員検索
  • 雇用契約書作成(Excel差込) 
  • 組織図
  • 統計資料作成(人労統計・人件費統計)
Photo SuperStream-NX オフィスロボットによる自動化作業の一覧 (順次提供予定)

 見ると分かる通り、これらはあらゆる企業の経理・人事部門に共通する業務で、かつ単純な反復作業で構成されている。SuperStream-NX オフィスロボットは、上記それぞれの業務をSuperStream上で自動実行するための仕組みを提供するが、ユーザー側にはRPAに関する知識は全く必要ない。

 ユーザーはRPAを意識することなく、SuperStream-NX オフィスロボットが用意する極めてシンプルなメニューから全ての操作を行える。

 一般的なRPAソフトウェアの場合、ユーザーは専用の開発ツールを使って自動化シナリオに対応するスクリプトを開発しなければならない。しかし、SuperStream-NX オフィスロボットは、スーパーストリームのエンジニアが開発したスクリプトがRPAソフトウェアとともにバンドルされており、利用する側がスクリプトを開発したり修正したりする必要は全くない。

 自社の環境で動作させるには、最低限の設定をExcelシートを使って指定すれば、すぐロボットを使えるようになる。さらには、個々のスキルを複数組み合わせることで複雑な業務シナリオを設計し、自動で実行することも可能だ。

 「お客さまはRPAのスクリプトの開発はもちろん、メンテナンスからも解放されます。操作対象のシステムの仕様変更やバージョンアップなどが発生すると、通常はそれに応じてRPAスクリプトもアップデートしなければいけません。このメンテナンスが継続できずに、いわゆる『野良ロボット』が発生してしまうケースが多いのですが、SuperStream-NX オフィスロボットはスーパーストリームが責任をもってスクリプトをメンテナンスしますから、お客さまは普段使い慣れたExcelで必要最低限の設定を入力するだけで安心してロボットを導入・運用できます。これならどんな企業でも、ロボットの採用に失敗することはないでしょう」(山田誠氏)

ビジネスを加速させる先進技術をERPに

Photo

 なお、スーパーストリームでは、今後もSuperStream-NX オフィスロボットの機能を継続的に進化させていく計画だという。提供を予定しているスキルの他、要望があれば他の業務に対応するスキルも開発・提供していくという。

 またSuperStream-NX オフィスロボットでは、スーパーストリームが提供するスキルだけでなく、パートナーやユーザーが開発したRPAスクリプトをスキルとして取り込み、他のスキルと組み合わせて業務シナリオを構築・実行できる。ユーザーが既に独自開発したRPAスクリプトの資産も有効活用できるため、投資の最適化という面でも安心できる。

 ちなみに山田誠氏は、今回の「RPAを利用したオフィスロボット」の仕組みは単なる通過点にすぎないと話す。既に同社はロボットによる自動化の先を見据え、さらに高度な自動化や効率化に向けた研究開発を進めているからだ。

 「SuperStream-NX オフィスロボットは、まだ世に例のない画期的なソリューションだと自負していますが、ロボットはあくまでも通過点にすぎず、近い将来にはさらにユーザーの利便性を高め、ビジネスに高い価値を提供できる機能の提供を予定しています。例えば、音声認識によるERPの操作などはその1つです。スマートスピーカーに『この情報が欲しい』と話しかければ、即座にSuperStreamから適切な情報が返ってくる。しかも、話した人を識別して、その人の役職やアクセス権限に応じた情報を即座に返すような仕組みが実現できれば、ビジネスはさらに加速できるはずです。そんな未来を実現すべく、今後も積極的に先進技術をSuperStreamに取り込んでいきたいと考えています」(山田誠氏)

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提供:スーパーストリーム株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2018年8月10日