連載
» 2018年07月26日 07時00分 公開

「3か月」の使い方で人生は変わる:ワクワクしないと続かない――イノベーションを起こせるテーマの見つけ方 (1/2)

「3カ月1つのテーマに取り組む」といっても、何が何でも取り組めばいいというものでもない。成功への鍵は、「ワクワクすることを選ぶ」こと。その源泉を見つけるコツとは……。

[佐々木大輔,ITmedia]

この連載は

 本連載は、freee創業者・代表取締役CEOの佐々木大輔著、書籍『「3か月」の使い方で人生は変わる Googleで学び、シェア?1クラウド会計ソフトfreeeを生み出した「3か月ルール」』(日本実業出版社刊)から、一部を抜粋、編集しています。

 「何かをつかめる、何かが変わる」そういう感触を得られるのが「3か月」という時間で、そこで「1つのテーマ」に取り組むことを繰り返すことで、誰でもイノベーションを起こせる可能性が開けると、本書で著者は説いています。

 本連載では、そのエッセンスを、7回に渡って紹介します。


■書籍『「3か月」の使い方で人生は変わる』からエッセンスを紹介


ワクワクすることを選ぶ

 「ワクワクすることを選ぶ」――これは、3カ月間、1つのテーマに取り組むときの鉄則だ。とはいえ、興味がわかない課題を与えられたり、素直に楽しめない仕事が降ってきたりすることも実際にはよくあるはずだ。

 でも、そういうときこそ発想を変える必要がある。その課題自体にとくに面白みはないように感じても、課題を解決したもっと先にある何かに目を向け、その先にどんな意味や意義があるのかを考えてみるのだ。

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 新卒で入った博報堂で、僕はマーケティング部に配属された。博報堂はインターンをしていたインタースコープの大きな顧客であったし、就職の人気も高い会社であるから、漠然と楽しいことができるのだろうなと思った。

 しかし、入社するとすぐに挫折を経験した。CMのコピーを考えたり、どの広告にどんなタレントを起用するかを夜通し話し合ったりする広告代理店での仕事は、好きな人にとってはたまらなく楽しいはずだ。でも、やってみると僕はあまり楽しむことができず、そんな日々を送った先に、将来のキャリアは見えないのではないかと悩み始めた。

 また、データサイエンスを散々やってきた僕にとっては、インターネット以前のマス広告業界は「この広告を打つといくらもうかるか」という費用対効果を算出するということになかなか向き合うことができておらず、それに対する不安も強く感じ、なかなかモチベーションが上がらない局面も多かった。

 そのような中、ある消費者金融のマーケティングを担当する仕事があった。消費者金融は、日本ではあまりいいイメージがないので、「徹底的にいいブランドイメージをつくろう、テレビ広告を強化してブランド力を一気に上げよう」というのが最初のお題だった。

 これは今も変わらないが、消費者金融業は、CMなどの広告で使うことのできる表現がとても限られている。そのため、いいブランドをつくるうえでは、CM以外の切り口でも提案する必要があると僕は考えていた。

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