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» 2018年08月06日 17時30分 公開

棚が自動で移動してピッキングを支援――オリックス、物流施設で「AI搭載 自動搬送ロボット EVE」のレンタル開始

オリックスとオリックス・レンテックは、棚入れやピッキング作業を支援する「AI搭載 自動搬送ロボット EVE」のレンタルサービスを開始。物流施設の入居テナントを対象にした業務支援ロボットのレンタルサービス「物流ロボットフリーレンタルサービス」で提供する。

[金澤雅子,ITmedia]

 オリックスとオリックス・レンテックは2018年8月3日、棚入れやピッキング作業を一部自動化するギークプラスの「AI搭載 自動搬送ロボット EVE」(以下、EVE)のレンタルサービスを開始した。オリックスが手掛ける物流施設に入居するテナントを対象に、業務支援ロボットのレンタルサービスの新たなラインアップとして提供する。

Photo ギークプラスの「AI搭載 自動搬送ロボット EVE(EVE800)」
Photo 物流施設内での走行イメージ

 手作業によるピッキングでは、人が棚に移動し、商品の陳列やピッキングを行うため、作業者の身体的な負荷や作業効率が課題となりやすい。

 これに対してEVEは、商品が並ぶ専用棚の下部に潜り込み、棚自体を作業員が待つワーキングステーションまで自動で移動する。

 ワーキングステーションでは、入荷、出荷、棚卸しの各業務に合わせて「どこの棚から商品を取るか」といった必要な情報が、専用のディスプレイに分かりやすく画像で表示される。

 EVEを制御するシステムでは、蓄積した商品の入出庫データを分析し、頻繁に出荷する棚は作業者の近くに自動で配置変更するなど、常にレイアウトの最適化を図ることができる。

 EVEを利用することで、作業者の負担軽減が見込める上、手作業で行うピッキングに比べて3倍程度、作業効率の向上が図れるという。さらに、EVEは、30分の充電で10時間の稼働が可能な省エネ設計となっている。

Photo ワーキングステーション(イメージ)

 オリックスとオリックス・レンテックは2018年5月から、オリックスが開発する物流施設に入居するテナントを対象に、物流業務を支援するロボットを6カ月間無償で提供する「物流ロボットフリーレンタルサービス」を展開している。今回、テナントの需要が高いピッキング支援ロボットEVEを加えることで、7メーカー8機種の物流ロボットを取りそろえた。

 同サービスは、用途に応じてロボットを選択し、導入に必要なシステム構築費と併せて6カ月間無償で利用できるというもの。入居スペースの有効利用方法、ロボットの具体的な活用方法や導入効果シミュレーションなどもパッケージ化して提案するという。

 なお、現在のサービス対象施設は、蓮田Iロジスティクスセンター、蓮田IIロジスティクスセンター、厚木IIロジスティクスセンター、松伏ロジスティクスセンター、枚方IIロジスティクスセンターとなっている。

「物流ロボットフリーレンタルサービス」のサービス対象ロボット8機種
メーカー 商品名
日本電産シンポ 追従運搬ロボット「THOUZER」
シャープ 自動搬送ロボット「Smart AGV TYPE-A」
日本電産シンポ 自動搬送ロボット「S-CART 100」
オムロン 自動搬送ロボット「LD-90」
イノフィス パワーアシストスーツ「マッスルスーツ」(スタンドアロン版)
ファナック ヒト協調ロボット「CR-35iA」
アマノ 清掃ロボット「RcDC」
ギークプラス AI搭載 自動搬送ロボット「EVE」
Photo

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