NECがシーメンスと協業、製造業向けにAIを活用したIoTソリューション提供開始

製造業向けにAIを活用したクラウドソリューションを提供、プラントや産業機械などに設置したセンサーからデータを収集して蓄積し、監視や分析まで可能とする。

» 2020年03月10日 11時49分 公開
[ITmedia]

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 NECは2020年3月9日、シーメンスとIoT(Internet of Things)分野で協業すると発表した。NECのAI(人工知能)技術「インバリアント分析技術」とシーメンスのIoT基盤「MindSphere」とを組み合わせた監視/分析ソリューションの提供を始める。

ソリューション概要 ソリューションの概要(出典:NEC)

 昨今の製造業は、工場のシステムや製造ライン、プラントなどに多数のセンサーを設置し、それらから収集したデータを分析することによってシステムの安全性や効率を向上したり、製品品質を維持したりするといった変革が求められている。

 そのようなシステムを構築するには、データの収集や蓄積、監視、分析といった一連の流れをシステム化する必要があり、IoTシステムに関するノウハウが必要だった。しかし工場ごとでノウハウは異なり、熟練者に依存しているのが現状だ。そうした熟練者への依存体質や人手不足などが課題とされていた。

製造業をIoTで変革。具体的には?

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