「意図学習技術」で職員配置を最適化、NECソリューションイノベータが福島市で実証実験

NECソリューションイノベータは、AIを活用した人員配置の最適化と業務効率化の実証実験を始める。人事給与システムなどで扱うビッグデータを分析し、自治体の職員配置を最適化する。NECの「意図学習技術」によって、暗黙知となっているルールを含めた職員配置の最適解を探索するという。

» 2020年03月24日 10時33分 公開
[ITmedia]

 NECソリューションイノベータは2020年3月23日、AI(人工知能)を活用した人員配置の最適化と業務効率化の実証実験を始めると発表した。実証実験は福島市と共同で、同市にて実施する。

意図学習技術の概要 意図学習技術の概要(出典:NEC)

 福島市役所の職員は約2000人で、毎年約4分の1が定期的に異動する。住民へより良いサービスを提供するためには、各職員の持つスキルを最大限に発揮できることなど複数の条件を考慮して職員を配置する必要がある。福島市では、これまでこうした人事異動業務を人手で賄っていたが、業務の負荷や属人化が課題となっていた。

NECの「意図学習技術」とは

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