Qualcomm、次世代無線LAN標準化に関し「TGnSync」への参加を表明

» 2005年01月18日 11時00分 公開
[ITmedia]

 Qualcommは1月17日(米時間)、次世代無線LAN IEEE 802.11n標準化に関し、「TGnSync」グループに参加すると発表した。

 「802.11n」は、無線LANの技術仕様である「IEEE 802.11b/g/a」の次世代方式で、実効速度100Mbps以上のスループットを実現する。現在、TGnSync、WWiSE、Motorolaフランス法人のアライアンスおよび、Qualcommによる4つの規格案がIEEEに提案されており、IEEEでは今後これらの提案の検討を進め、最終的に一つの技術使用を策定することになる。

 今回Qualcommが参加を表明した「TGnSync」は、日本の家電メーカーなども参加しているグループ。主要メンバーにはAgere Systems、Atheros Communications、Cisco Systems、Intel、Marvell Semiconductor、Nokia、Nortel Networks、Panasonic、Royal Philips Electronics、Samsung Electronics、SANYO Electric、Sharp、Sony、Toshibaなどが名を連ねる。

 同グループの提案と、Qualcommの提案とは相互補完する部分が大きいため、提案を一本化することで、仕様をさらに改善することが期待されている。

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