NTTコム、モバイルIPv6対応の屋外無線LAN実証実験

» 2005年02月21日 17時39分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは2月21日より、日比谷公園と東京大学本郷キャンパスにおいて、モバイルIPv6対応の屋外無線LAN実証実験を開始する。

 IPv6とIPv4の両方に対応した、NTTコミュニケーションズ開発のモバイルIPv6プラットフォームと、日比谷公園内および東京大学本郷キャンパス内に設置された、IPv4/IPv6デュアル対応の無線LANを用い、技術的検証や商用化の検討を目的にフィールド実験を行うもの。

 実験用に、NTTコムの公衆無線LANサービス“ホットスポット”と同様のネットワーク設備を構築。日比谷公園にIEEE 802.11b対応の無線LANアンテナを3台、東京大学本郷キャンパスにIEEE 802.11a/b対応の無線LANアンテナを8台設置する。

 歩きながら無線LANを使用する際に、アプリケーションを切断することなく利用し続けられることを確認する「ハンドオーバー実験」、個別にファイルが入っているノートPCやPDAを使い、サーバを介さずにP2Pでファイル共有を行う「モバイルIPv6対応アプリケーション利用実験」などが実施される。P2Pファイル交換システムの「NRBS」は、管理サーバ上の仮想ディレクトリにファイル情報のみを記録し、ファイルそのものは各端末に保存するハイブリッド型のP2Pシステムで、日立製作所が提供したもの。

 このほか、ビデオなどのコンテンツを複数の端末に同時配信し、認証を受けた人だけがコンテンツを視聴できる「モバイルIPv6マルチキャスト配信実験」の検証も行われる。

実証実験のイメージ図

 同実験は情報通信研究機構の「情報家電IPv6化関連研究開発事業」と連携して行われ、実験の実施には千代田区、東京大学江崎研究室、日立製作所、NTTネットワークサービスシステム研究所、NTT未来ねっと研究所が協力する。実験期間は本年3月31日まで。

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