屋内外の複数の位置検知システムを統合できる位置情報システム

» 2005年04月01日 17時52分 公開
[ITmedia]

 日立製作所ワイヤレスインフォベンチャーカンパニーは3月30日、屋内外の複数の位置検知システムを統合することができる「屋内外シームレス位置情報システム」を開発したと発表した。

 同システムは無線LAN位置検知システム「日立AirLocation」による測位結果のほか、屋外中心のGPSや屋内向けの高精度超音波、無線LANなど、他方式の測位結果、RFIDによる接続結果など、屋内外合計7種類の位置検知システムの測位結果を統合し、シームレスに表示できる位置情報マルチビューワ機能を装備している。

 また測位エリアや測位環境、端末の種類をもとに、最適な測位方式を選択して切り替えることのできる測位切替機能を有しているため、エリアごとに測位方式の優先度を選択指定することが可能だ。

 同社は今回、「日立AirLocation」のバージョンアップ版「日立AirLocation Ver.2.0」も製品化。端末がローミングしながら移動した場合、測位に使用する基地局を自動的に選択する機能などの改善を行ったほか、廊下や通路などの特殊な場所で、少ない基地局数で一次元での位置検知を可能にしたという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.