エプソン、純利益過去最高に

» 2005年04月26日 18時16分 公開
[ITmedia]

 セイコーエプソンが4月26日発表した2005年3月期連結決算は、純利益が前期比46.4%増の556億8800万円となり、過去最高を更新した。

 売上高は1兆4797億4900万円(前期比4.7%増)、営業利益は909億6700万円(同17.5%増)、経常利益は853億4000万円(15.8%増)。

 プリンタ消耗品や複合機の売り上げが伸びた。プロジェクターは低価格化したが、ホームシアター向け、教育分野向けの需要が増えて売り上げは微増。リアプロジェクションテレビも好調だった。

 デバイス分野では、プロジェクター向け高温ポリシリコンTFTや携帯機器向けシステムLSIが好調。リストラ効果で原価率が下がったことも増益に寄与した。

 今期は、写真専用プリンタや複合機のラインアップを充実させる計画。プロジェクションテレビ市場が300万台規模に拡大すると予測し、リアプロテレビの出荷増も見込む。

 今期の連結業績予想は、売上高1兆6230億円(前期比9.7%増)、経常利益880億円(同3.1%増)、純利益540億円(同3%減)。

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