東京建物、マンション入居者向けにFeliCaを採用

» 2005年04月27日 22時55分 公開
[ITmedia]

 東京建物、日立製作所、およびつなぐネットコミュニケーションズは4月27日、共同で展開しているマンション入居者向けIT総合サービス「T-SMAT」で、FeliCa技術を採用した新サービスを開始すると発表した。

 「T-SMAT」は「東京建物セキュリティマンションテクノロジー」の略で、集合玄関・通用口の解錠、エレベーターの呼出し、行先階制限、住戸玄関の施錠・解錠などをICカードにより行えるサービスや、携帯電話などのモバイル機器を活用し、住戸玄関の施錠状態の確認や施錠、不在時の来訪者の確認などが行えるサービスを提供するもの。

 新サービスでは、NTTドコモのおサイフケータイに、専用のアプリケーションソフトをダウンロードし、FeliCaチップに鍵情報を書き込むことで、おサイフケータイをICカードの代わりに鍵として利用できる。入居者は携帯電話をマンションのエントランス、エレベーター、住戸玄関などに設置されたカードリーダーにかざすことで、解錠やエレベーターの居住階への行き先指定などが可能だ。

 ICカードには、「T-SMAT」に従来より装備されていたセキュリティ機能のほか、プリペイド式電子マネー「Edy」機能を搭載。また「Edy」とマンション共用施設の予約システムを連動することで、施設利用料金を電子マネーで支払うこともできる。

 新しいサービスは5月下旬以降に販売される「Brillia桜新町id」「Brillia外苑出羽坂」などに導入されるという。

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