音楽ケータイ普及は若い男性から、楽曲入手方法に変化

» 2005年05月16日 22時10分 公開
[ITmedia]

 インフォシークと三菱総合研究所は5月16日、音楽再生機能付き携帯電話の利用状況や、ストラップなど携帯電話用アクセサリの購入状況に関するアンケートを実施した。調査対象は15歳から69歳の男女。

PC向け音楽配信からダウンロードする人も22%弱

 「着うたフル」を始めとする音楽再生機能に対応した「音楽ケータイ」の所有率は、性別では男性ほど、年代別では若年層ほど高い。音楽再生機能を重視して携帯電話を購入した、という回答も、男性、若年層ほど高くなっている。

 音楽ケータイで聴く楽曲の入手方法についてもたずねている。音楽ケータイとモバイルオーディオプレイヤーの両方を所有し、主に音楽ケータイで音楽を聴いていると答えた335人のうち、PCを使ってCDから録音するという回答は41.8%と最も多いが、着うたフルの利用が29.0%、PC向け音楽配信から入手するという回答も21.8%あった。このうち、着うたフルやPC向け音楽配信から楽曲を入手している回答者は「音楽CDの購入やレンタルが減少した」という回答が目立ち、PCを使ってCDから録音しているとした回答者の半分近くが「音楽CDの購入は減少したが、音楽CDレンタルは増加した」と答えている。音楽の入手経路が変化しつつあることが伺える。

 ポータブルオーディオプレイヤーと音楽ケータイを両方所有している回答者に、どちらを中心に使っているかをたずねた設問では、男性はモバイルオーディオプレイヤーを中心に、女性は音楽ケータイを中心に利用する傾向が強い。また、現在いずれも持っていない回答者に購入意向をたずねると、モバイルオーディオプレイヤーと答える回答者がやや多かった。

音楽ケータイとモバイルオーディオプレイヤーの使い分け状況について

ストラップを2本以上付けている女性は55.3%

 携帯電話に付けるアクセサリーについても聞いている。ストラップを自分の携帯電話に付けているのは、NTTドコモ、au、ボーダフォン、ツーカーの利用者2041人のうち73.9%で、このうち81.9%が女性となっている。また女性は付けている本数も多い傾向があり、ストラップを付けている男性のうち71.4%が1本だけなのに対し、女性は55.3%が2本以上付けている。

 ストラップの入手先は、女性の7割が自ら購入しているのに対し、男性は6割が商品のおまけやキャンペーンなどで入手したものを利用している。

 ストラップ以外のアクセサリーでは、画面保護シート(2割強)やネックストラップ(1割強)を利用する人が多い。女性は25.8%がシールを、男性は14.4%がイヤホンマイクを付けている。

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