palmOneが「Palm」ブランドの権利取得、社名も復活へ

» 2005年05月25日 07時51分 公開
[ITmedia]

 米palmOneは5月24日、「Palm」ブランドの権利を完全取得し、社名もPalmに変更すると発表した。PalmSourceとの合意に基づき、同社に3年半で3000万ドルを支払う。

 2003年10月のPalmSource分社化に伴い、Palmの社名はpalmOneに変更、PalmブランドもpalmOneとPalmSourceの共同保有となっていた。今回、Palm Trademark Holding Companyに対するPalmSourceの持ち分55%をpalmOneが買い取り、年内に社名を元のPalmに戻す。

 この夏には新しいロゴとデザインを披露、今年秋に発表予定のモバイルコンピューティング製品にはPalmの名称を採用する予定。

 「P-A-L-Mの文字には、顧客に広く認知され愛着を持たれているブランドが反映されている。このブランドは、イノベーション、パワー、使いやすさ、エレガンスを表すものであり、当社はこれに投資して現在の強力な名称を、モバイルコンピューティングの筆頭企業の代名詞として一般に馴染んでもらえるものにしたい」。palmOneのエド・コリガン社長兼CEOはこのような談話を発表している。

 両社の合意に基づき、4年間の移行期間中はPalmSourceとそのライセンシーに対してPalm商標に関する一定の権利を認める。

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