京セラ、有機EL量産へ 携帯メイン画面向け

» 2005年06月15日 13時20分 公開
[ITmedia]

 京セラは6月15日、小型有機ELディスプレイの量産を来春に開始すると明らかにした。携帯電話のメイン画面向けフルカラーパネルを、初年度20万枚生産する計画だ。同社製携帯電話への搭載を検討中。他社にも供給する考えだ。

 滋賀県東近江市の工場に生産ラインを新設し、10月からパイロットラインを稼働。来春からフル稼働し、有機ELで年間200億円の売り上げを目指す。

 有機ELの課題だった寿命は3万時間に延ばした。デジタルカメラなど「有機ELの特性が生かせる分野」(同社広報部)のパネル生産も検討する。

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