ウィルコム、2GHz帯でPHS方式の参入求める

» 2005年07月08日 18時06分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 総務省は7月8日、1.7GHz帯および2GHz帯を使う携帯無線通信に関する意見募集の結果を公開した。その中で、ウィルコムは2GHz帯を使った次世代PHSの参入を求めている。

 総務省の指針案では2GHz帯を利用できる方式が第3世代携帯電話システムに限られているが、ウィルコムは「2GHz帯TDDバンドの周波数を使用する特定基地局の開設については、第三移動通信システムに限らず、これを超える技術を具備した新しい通信方式であれば対象の範囲」としてほしいとしている。

 PHSは上り通信と下り通信を同一周波数で行うTDD方式を採っており、「弊社はTDD方式においては、過去からの技術蓄積、運用実績がある」(ウィルコム)。また、「現在のPHSをベースにOFDMやMIMO技術などの最新の技術を組み合わせることにより、経済的かつ短期間で国民に新たなワイヤレスブロードバンドサービスの提供が可能になる」としている。

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