ヤフードームでiモードFeliCa対応の野球チケット導入

» 2005年07月14日 19時00分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 福岡ソフトバンクホークスマーケティングは7月14日、携帯電話に内蔵されたFeliCaデータをチケットとして扱う「ホークスICチケット」を福岡・ヤフードームで8月下旬から開始すると発表した。

 おサイフケータイと呼ばれるiモードFeliCa対応FOMA端末で利用可能。ソフトバンクホークスの観戦チケットを携帯のWebサイトから予約でき、オンラインのクレジットカード決済で購入できる。チケットはFeliCaチップ内に格納され、試合当日は、ヤフードームに設置されたキオスク端末に携帯電話をかざすだけで紙のチケットを受け取り入場できる。

 システムの開発、運用は、ソフトバンクグループのリアライズ・モバイル・コミュニケーションズが行う。

 試合開始直前まで、携帯で残席を確認して購入できるため、急な観戦も可能。チケットの送料負担もなくなる。主催者側も、試合当日や前試合の結果を受けてからのチケット配券変更や価格変更が可能。チケット発券に関するオペレーションコストも削減できる。

 現時点では友人の分までまとめ買いしても渡すことができないが、今後、別のユーザーの携帯に予約情報を送信し、FeliCaや2次元コードを利用して個別に発券、隣の席に座れるサービスを検討している。また購入チケットの座席マップ表示なども検討中。

 ホークスICチケットは、福岡ソフトバンクホークスのiモード公式サイトから利用できる。アクセス方法は、「スポーツ」−「野球」から。料金は無料。

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