アマゾンジャパンは7月21日、携帯サイトで利用できるアソシエイト・プログラム「Amazonモバイルアソシエイト・プログラム」を開始した。
アソシエイト・プログラムとは、ユーザーがWebサイト上で、その人のIDが埋め込まれたアマゾンへのリンクを掲載し、そのサイトを訪れた人がリンクをたどってアマゾンで買い物をすると、ユーザーに紹介料が支払われるアフィリエイトの一種。
すでにアマゾンジャパンではPCサイト用にアソシエイト・プログラムを展開しており、今後ユーザーは携帯サイトでもアソシエイト・プログラムを利用できるようになる。モバイル向けでもPC用と同様に、個別商品リンク、テキストリンク、バナーリンク、サーチボックスリンクの4種類のリンクを作成できる。
ポイントは、アソシエイト・プログラムの報酬がPC向けと同率になっており、売り上げた商品の合計数や紹介料率を、PCサイトと携帯サイトで合算できるという点。なお、共通のユーザーIDを使ってアソシエイト・プログラムを行う場合でも、売り上げ管理レポートはPCサイトと携帯サイトとで分離して受け取れる。
アソシエイト・プログラムは世界各国のAmazonで共通に行われているが、携帯版は日本だけとなる。携帯版のアソシエイト・プログラムを始めた理由は「ユーザーから『PCサイトで利用していますが、携帯サイトにもリンクは可能ですか』『携帯サイトがメインなので、携帯でもアソシエイト・プログラムを使いたい』という声があったため」だとする。
新規にアソシエイト・プログラムを始めたいユーザーはAmazonアソシエイト・プログラムから申し込める。既存のアソシエイト・プログラムを利用しているユーザーは、IDと携帯サイトのURLをカスタマーサービスへ連絡して申し込む。
アマゾンジャパンが携帯版の特徴として強調しているのが、着メロやゲームなどの携帯向けコンテンツとの連携ができる点。「着メロや着うたをダウンロードするサイトで、一緒にその曲のCDやDVDを買えるようにリンクを置いていただくといった使い方」(アマゾンジャパン)を想定している。
また、製品へのリンクを埋め込んだQRコードを発行することで、紙媒体との連携も図る。新聞や雑誌、書籍の帯などにQRコードを埋め込み、製品をそのまま購入できるようにするといった使い方を想定している。ただし、QRコードを生成するツールはアマゾンジャパンでは提供しない。
すでに、ヤマハ☆メロっちゃ!(http://ymh.jp/)、マガジンハウス(http://magazine.jp/)、はてな(http://d.hatena.ne.jp/mobile)、ケータイBIGLOBE(http://kbg.jp)、R25式モバイル(http://r25.jp)などのサイトや、日経BP社の書籍紹介ページでは、先行して携帯向けのアソシエイト・プログラムを開始している。
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