PDA出荷減少続く、GPS内蔵モデルのメーカーが上位に浮上

» 2005年07月28日 08時08分 公開
[ITmedia]

 調査会社IDCが7月27日発表した統計によると、4〜6月期の世界PDA出荷は170万台となり、前年同期比20.8%減、前期比で24.9%の減少となった。前年比の出荷減少は6四半期連続となる。

 首位のPalmは出荷が前年より30.9%減り、シェアも41.8%から36.5%に縮小。しかしモバイルマネジャー製品「LifeDrive」の投入が一助となって、前期比では3.1%の出荷増となった。

 2位のHPはシェア18.4%で、出荷台数は前年比39.3%の減少。Dellを抜いてシェア11.4%で3位に食い込んだAcerは、GPSレシーバ内蔵モデル「n35」の人気で出荷が前年に比べ608.2%の伸びを示した。

 Dellは前年比17.1%の出荷増でシェアは10.2%。5位に入ったYakumoはドイツの家電メーカーで、GPSレシーバを組み込んだ低価格PDAの需要に支えられて出荷を前年より346.2%伸ばし、シェア3.3%を確保した。

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