5分で分かる、今週のモバイル事情8月13日〜8月19日

» 2005年08月19日 23時59分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

ドコモ、秋にもプッシュ・ツー・トークで音声定額

 NTTドコモが秋にも定額の音声サービスを提供する見込みだ(8月17日の記事参照)。「プッシュ・ツー・トーク」と呼ばれるもので、あらかじめ設定した相手に対して、ボタンを押して通話を行う。トランシーバーと似ており、同時に会話することはできない。

 プッシュ・ツー・トークを、携帯電話ネットワーク上で提供する試みは米Nextelが成功させており、欧州でもNokiaなどが積極的(2004年2月27日の記事参照)。モバイルサービス標準化団体「OMA(Open Mobile Alliance)」でも標準化が検討されている(2004年6月29日の記事参照)

 音声の定額サービスは、PHS事業者のウィルコムが口火を切って提供、利用は好調だ(7月13日の記事参照)。ボーダフォンも11月1日から、家族間で通話が定額となるサービスを提供する計画だ(4月20日の記事参照)

携帯で本人確認 イーバンクが提供

 銀行の口座開設などで本人確認が厳しくなっているが、携帯電話を使ってやりとりを容易にしようという試みが始まった。

 イーバンク銀行は、携帯電話のカメラを使って本人確認書類を撮影。それを専用のアプリから送信することで、口座開設申し込みを行えるサービスを提供する(8月16日の記事参照)

ボーダフォンも韓国端末

 KDDIが韓Pantechから、ドコモが韓LGからと、韓国メーカーからの端末調達が増加している(8月12日の記事参照)。そんな中、ボーダフォンも韓Samsungから端末調達を検討している(8月18日の記事参照)

 ボーダフォンは3G携帯電話の提供に当たり、全世界的な端末調達を行うことでコスト低減を狙ってきた。既にフィンランドのNokiaや米Motorola製の端末を国内投入している。Vodafoneグループとしては、海外市場でSamsung製端末をリリースしている実績がある。

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