凸版印刷、ロボカップ2005で利用したICタグ+携帯のシステムを発表

» 2005年09月06日 22時08分 公開
[ITmedia]

 凸版印刷は9月1日、ICタグと携帯電話させるコミュニケーションシステム「KOKOPASS」を開発したことを発表した。

 ICタグをかざすと携帯電話にメールが届くシステムで、その場で必要な情報、届けたい情報を配信することができる。ASP形式でサービス提供され、ICタグのリーダー/ライターを貸し出す。導入ユーザーはクライアントソフトから、インターネット経由で各種の設定を行うと利用できるようになる。

 同システムには、ICタグ識別IDとメールアドレスを紐付けしてシステムに登録する機能、ICタグをリーダライタにかざすと、リーダライタごとに設定したメールを配信する機能、順路の指定も可能なスタンプラリー機能などが用意されており、携帯各キャリアに対応する。これにより、商業施設、店舗などでの情報提供やプロモーション、観光施設、地区での観光情報などの提供、イベント会場での来場者向け情報提供などに利用可能だ。

 同システムのメール配信機能は、7月13日から同17日開催の「ロボカップ2005大阪国際大会」(7月15日の記事参照)会場内イベントで使用された。

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