世界の携帯電話販売、2008年以降は伸び率鈍化へ

» 2005年09月29日 08時00分 公開
[ITmedia]

 調査会社の英Informa Telecoms & Mediaが9月28日発表した報告書によると、世界の携帯電話販売は2010年までに8億9900万台に達する見通しだが、2008年以降は伸び率が鈍化し、携帯キャリアやメーカーにとっては苦戦が予想される。

 世界の携帯電話加入者総数は、2005年に前年比20.5%増の19億4000万人となり、2006年中に20億人を突破して、2010年までには27億人に達する見通し。

 加入者の伸びは主にインド、中国などのアジア太平洋諸国がけん引する形となり、2010年までにはこの地域の加入者が世界のほぼ半数を占める見通しだ。

 2004年の時点では2Gネットワークの利用者が全体の83.6%に上っており、2010年になっても引き続き2Gが筆頭で46.5%を占めている見通し。次いで2.5Gが29.6%、3Gは23.8%の普及率が予想されている。

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