QUALCOMM、NokiaをGSM特許侵害で提訴

» 2005年11月08日 07時53分 公開
[ITmedia]

 CDMA技術の開発企業QUALCOMMは11月7日、子会社SnapTrackとともに携帯電話メーカーNokiaを特許侵害で訴えたことを明らかにした。

 QUALCOMMは4日にサンディエゴの連邦裁判所に訴状を提出し、同社の特許11件とSnapTrackの特許1件をNokiaが侵害したと申し立てた。

 これら特許には、携帯電話規格GSM、GPRS、EDGEに対応した機器を製造および使用するのに必要な特許も含まれる。QUALCOMMは、Nokiaが米国でこれら規格に準拠した製品を製造および販売していることで同社の特許を侵害していると主張している。

 QUALCOMMはNokiaの侵害製品の販売差し止めと、金銭的な損害賠償を求めている。

 「当社が保有するGSM特許についてNokiaがライセンスを受けていないという事実も含め、以前からNokiaと多数の問題について話し合ってきた。訴訟という結果に至ったことは残念だ」とQUALCOMMの上級副社長兼顧問弁護士ルイス・M・ルパン氏は発表文で述べている。

 QUALCOMMが侵害されたと申し立てている特許のうち6件は、同社が7月にBroadcomを相手取って起こした特許侵害訴訟でも争点になっている。

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