携帯向け一括画像変換ツールをバージョンアップ──ウェブテクノロジ

» 2006年04月24日 20時21分 公開
[園部修,ITmedia]

 ウェブテクノロジは4月24日、国内で出荷されているほとんどの携帯電話それぞれに最適な画像を一括生成できる画像作成ソフト「OPTPiX iMageStudio for Mobile Contents」のVer.6をリリースした。価格は1ライセンスが月額3万1500円。数量と期間によるディスカウント(詳細は同社Webページ参照)もあり、最大ディスカウント率を適用した場合の月額料金は1万7640円となる。

 OPTPiX iMageStudio for Mobile Contentsは、各端末に最適な解像度/画質に自動変換した画像を出力するコンテンツプロバイダ向けのソフトウェアだ。同社の「OPTPiX GS iMageCreator」のような、サーバで携帯用の画像を自動生成するサービスでは、圧縮処理などで画像のクオリティが維持できない場合もあるため、事前に画像を作成しておく作業はいまだに欠かせない。そこで本ソフトを利用すれば、個々の機種に最適な画像を一括作成でき、この作業が簡略化できる。すでに画像データを提供しているコンテンツプロバイダでは幅広い採用実績がある。本ソフトウェアは、国内向け携帯電話のほぼ全機種の情報をプロファイルとして搭載している。プロファイルはネットワーク経由でアップデートされるため、「最新製品にも発売から数日程度で対応可能」(同社)という。

 今回リリースしたVer.6では、従来バージョンに寄せられたユーザーからの要望に応える形で画像編集機能の強化、ユーザーインタフェースの見直しなどを行った。前バージョンまでは別途画像処理ソフトが必要だった領域選択機能や画像の編集・加工機能を搭載し、作業効率を向上させている。またアンドゥバッファを20個から256個に拡張したほか、マルチレイヤの上限数を増強。設定用のダイアログボックスをタブ型からツリー型に変更し、操作性を改善した。

 Ver.5のユーザーは無償バージョンアップの対象となっており、順次バージョンアップ用のCD-ROMを送付する予定。Ver.5向けの機器情報の提供は2006年10月末日まで、本体のサポートは12月末日までで終了する。

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