今後10年にわたってビジネスにインパクトを持つ新技術/トレンドは、Web2.0に位置認識アプリケーション――米調査会社Gartnerが、こんな報告をまとめた。
Gartnerでは新しい技術やトレンドが受け入れられるまでのサイクルを「ハイプサイクル」と呼んでおり、「黎明期」「流行期」「反動期」「回復期」「安定期」の5段階に分けている。同報告は、36の主要技術/トレンドについて、ハイプサイクル上での成熟段階、インパクトの大きさ、普及スピードなどを調査/予測し、まとめたもの。
ここで最も注目を集めているのはWeb2.0。中でも、SNA(ソーシャルネットワーク分析)やAjaxを「高インパクト」と類型、いずれも今後2年以内に安定期に達すると見ている。また、マッシュアップも急速な普及が予測されている。
また、位置認識技術とこの技術を使用したアプリケーションも今後2〜5年で急速に普及し、輸送関連ビジネスを中心に大きな影響を与えそうだという。
「企業活動に強いインパクトを持つ可能性があり、早期に採用する価値のあるものを取り上げた」とGartner。報告ではほかに、EDA(Event-Driven Architecture)やMDA(Model-Driven Architecture)といったアプリケーションアーキテクチャにも注目している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング