au、携帯オークション取引を安全にするエスクローサービスを導入

» 2006年08月17日 14時13分 公開
[ITmedia]

 KDDIは8月17日、同社が運営する携帯電話専用オークション「auオークション」と「モバオク」に(2005年6月1日の記事参照)、決済エスクローサービス「モバペイ」を導入すると発表した。8月21日より、エスクロー機能が利用できるようになる。

 エスクローサービスとは、詐欺行為や支払い時のトラブルを防ぐために、出品者と落札者の間に仲介専門業者が入り、商品の受け渡しや代金の支払におけるトラブルを回避しようというもの。ディー・エヌ・エーと三菱東京UFJ銀行、農林中央金庫が共同出資した企業であるペイジェントがモバペイを運営する。

 モバペイでは、まず商品を落札した落札者が、購入代金をペイジェントに入金する。出品者は入金を確認してから商品を発送し、ペイジェントから商品の代金を受け取ることにより、「出品者が商品を発送したのに代金が入金されない」といったトラブルを防ぐことができる。また落札者にとっては、支払いや配送の方法を選べるメリットがある。支払い方法は、郵便局のATM、クレジットカード、コンビニエンスストアのキオスク端末から、配送方法は、郵政公社のゆうパック、ヤマト宅急便、佐川急便宅配便などから選べる。2007年1月以降、銀行ATM、ネットバンキングでの支払いにも対応予定。

 手数料は落札者が負担する。詳細は下表の通り。

支払額 クレジットカード コンビニ 郵便局ATM
1〜1999円 198円 198円 178円
2000〜9999円 298円 298円 178円
1万〜2万9999円 支払額の4.2% 支払額の4.2% 178円
3万〜29万9999円 支払額の4.2% 支払額の4.2% 298円

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