「W-ZERO3」(レビュー参照)はカメラの性能にまで手が回らなかったのか、かなり微妙なできだった印象だが、今回の「W-ZERO3[es]」は、それがかなり改善されたという声も聞かれる。これなら撮った写真をメールで送信する、ブログに上げるなど、さまざまな用途でも満足して使えそうな期待も持てる。
では早速作例を紹介しよう。いつもの黄色い象のすべり台から。
W-ZERO3の時と季節は全然異なるが、天候は似た感じだ。空の青や黄色の鮮やかさがまったく違う。とくにきれいなわけではないが、W-ZERO3[es]は極めて普通の写りだ。
W-ZERO3[es]は基本的にストレート型の端末で(まあそう呼ぶにはかなりでかいが)、普段は縦長(1024×1280ピクセル)の写真が撮れる。
ご存じのように、W-ZERO3[es]はキーボードをスライドさせて横向きにし、QWERTYキーボードを使って操作することもできる。縦横自動切り替えがオンになっていれば自動的に画面も90度傾いて横向きになり、側面の切り替えボタンを押すことにより手動で横向き画面に切り替えられる。
カメラ機能ももちろんこれに連動している。横向き画面で使うと、しっかり横位置(つまり1280×1024ピクセル)で保存される。これはそのときどきでうまく使い分けたいところだ。なお、横位置で撮るときは指が写り込まないように注意したい。
この作例を見る限り画質は悪くない。続いてあずまや。
W-ZERO3[es]の撮影時は太陽に雲がかかっていた。その分撮影環境としても良好なのだが、W-ZERO3の作例と比べると面白いくらい違うのが分かるかと思う。
「このカメラ画質ではちょっとつらい」と思ったW-ZERO3ユーザーも、W-ZERO3[es]であればそこそこ大丈夫である感じだ。ただし、最近の強力なカメラ付きケータイの中で比べると、それほどよいわけでもないのであるが……。
こちらは煙突と青空の写真。ひまわりなどのディテールはつぶれているし、空にはノイズが入っている。そのうえ右端がやや変色した。この変色は個体差だと思いたいが、ちょっと気になる。
ではマクロ系の作例をいくつか見ていこう。
このような感じとなる。1.3MピクセルのCMOSセンサー機としてはこんな感じだろうか、といったところ。
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