携帯電話機とセンサネットワークの通信を可能にする基盤ミドルウェアを試作

» 2006年10月13日 23時49分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモとヒューレット・パッカード カンパニーは10月13日、センサで構成されるさまざまな通信方式のネットワークと携帯電話機との通信を可能にする、センサネットワーク基盤ミドルウェアの試作版を開発したと発表した。

 同ミドルウェアは、センサネットワークに採用されるさまざまな通信方式に対応するインタフェースと、携帯電話機とセンサとのデータのやり取りを可能にする機能を装備。利用したソフトウェアをセンサネットワークや携帯電話機に搭載することで、携帯電話機からさまざまな通信方式のセンサネットワークに直接アクセスし、情報を取得したりセンサネットワーク内の機器を制御したりできる。

 これにより、自室に入った時にセンサが携帯電話機を感知し、自動的に証明やエアコンが起動させたり、オフィスビルの入り口で、センサが携帯電話機を感知し、社員IDを認証するなど、異なる通信方式のセンサネットワークを、携帯電話機を媒介にして、シームレスに利用可能になるという。

 両社は今後、同ミドルウェアに関するさらなる技術検証や実証実験を行っていく予定だ。

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