KDDIのウルトラ3G構想の中核を担うシステムを受注──NEC

» 2006年11月01日 23時01分 公開
[ITmedia]

 日本電気は11月1日、KDDIが推進する「ウルトラ3G」(10月5日の記事参照)構想の中核システムとなる、世界初の「MMD」(Multimedia Domain)を受注したことを発表した。

 KDDIはウルトラ3Gで、携帯電話や固定網、データネットワーク通信網を統合し、さまざまな回線からアクセス可能なオールIPネットワークシステムを構築するとしている。NECが受注したMMDは、多彩なサービスの提供を可能にするコア・ネットワークを構築するサービスプラットフォームで、初期システムとして携帯電話加入者の一部を収容。将来的には、携帯電話およびデジタル電話の全加入者を収容する規模にまで拡張される見込みだ。

 NECはMMDの早期実用化に注力するとともに、世界初となる大規模公衆ネットワークの実用化を目指す。

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