ビジネスシーンで携帯電話をもっと便利に――NECネクサ

» 2006年11月15日 19時47分 公開
[ITmedia]

 NECネクサソリューションズは11月15日、携帯電話をビジネス端末として活用するための「ケータイソリューション」を提供すると発表した。

 同社が提供するのは、携帯電話をクライアント端末として利用するための「モバイルアクセスソリューション/構築支援サービス」と「既存DB連携ソリューション」、業務端末として利用するための3種類のサービスとなる。

 モバイルアクセスソリューション/構築支援サービスは、グループウェアのメールやカレンダー、スケジュール機能を携帯電話で利用できるようにし、さらに作業結果をクライアントPCと同期させるもの。同社のLotus Notes/Dominoユーザーへのサポート実績をもとに、基本的な機能連携に掲示板や個別データベースへのアクセス環境構築を加えて提供する。

 既存DB連携ソリューションは、既存の基幹システムや情報系などのRDBと携帯電話を連携することで、携帯電話から社内システムのデータの参照や登録などが可能になる。また、携帯電話向けアプリケーションと周辺装置を組み合わせることで、ハンディターミナル(POT端末)やPOSの代わりとしても携帯電話を利用できる。

 例えば社外から調査報告を携帯電話で行うことで、報告書作成の手間を簡素化するとともに、報告を通信で行うことで情報の鮮度を維持し、作業工数や時間コストを軽減できる。導入企業では基幹系や情報系システムにおける携帯電話端末の利用機会が広がるほか、利便性や機動性の高いシステムを構築できるという。

 同社では、今後3年間で30億円の売上げを見込んでいる。

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