2G端末、PHSの出荷台数が10万割れ──JEITA 10月携帯出荷

» 2006年12月12日 16時48分 公開
[ITmedia]

 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2006年10月の移動電話国内出荷台数実績を発表した。携帯電話とPHSを合わせた移動電話全体の出荷台数は、前年同月比111.8%の増加。7月から3カ月連続で前年比マイナスを記録していたが、4カ月ぶりの前年比プラスとなった。

 携帯電話の出荷台数は前年同月比113.5%の359万5000台で、こちらも4カ月ぶりの前年比プラスとなっている。このうち3G端末は前年同月比140.1%の350万台。JEITAでは「秋冬モデルの新機種が多数投入されたことが追い風となった」と分析している。3G端末が大きく伸びたのに対し、2G端末は前年同月比14.1%の9万5000台で、初めて10万台を下回った。3G端末の比率は97.4%と、5カ月連続で90%を超えている。

 PHSは、前年同月比67.3%の8万2000台を出荷。17カ月ぶりに10万台を下回った。PHSの出荷台数は、9月に20カ月ぶりの前年比マイナスとなっており、依然減少傾向が続いている。

photo 携帯電話出荷実績の推移

photo PHS出荷実績の推移

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