3G・WiMAX基地局向けデュアル14ビットA/Dコンバータを発表

» 2006年12月19日 23時20分 公開
[ITmedia]

 アナログ・デバイセズは12月19日、150メガサンプル/秒の性能を実現するデュアル14ビットA/Dコンバータ「AD9640」を発表した。

 AD9640は、W-CDMA/CDMA2000/TD-SCDMAを含むすべての3G基地局の無線規格に適応し、同時にWiMAX規格に求められる135MSPS以上というサンプリング・レートを達成する。またAD9640は、アナログ・フィルタリングの点数と消費電力の両方が低減されるため、マルチキャリア・ワイヤレス・インフラストラクチャ・システムの設計を簡素化できるという。

 AD9640は現在サンプル出荷されており、2007年4月に量産出荷が開始される予定。サンプル・レートが80/105/125/150MSPSで、分解能が12ビットと14ビットの製品を提供しており、出力はCMOSとLVDSモードをサポート。単価は14ビットADCが37.50ドルから87.50ドル、12ビットADCが25.05ドルから47.97ドルとなる。

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