NECエレクトロニクス、携帯を使ったテレビ放送受信技術を共同開発

» 2007年02月06日 23時57分 公開
[ITmedia]

 NECエレクトロニクスと米Telegent Systems Inc.は、携帯電話を用いたテレビ放送受信技術を共同開発すると発表した。

 同技術は、NECエレクトロニクスのシステムLSI「Medity M1」と、Telegent SystemsのLSI「TLG1100」とを組み合わせて開発するもの。この技術により、アナログテレビ放送を最大4.5時間にわたって受信できる携帯電話を容易に開発できるという。

 Medity M1は、第三世代通信規格W-CDMA向けに、NECエレクトロニクスとNECが共同で開発したLSIで、ベースバンド機能とアプリケーション・プロセッサ機能をワンチップに統合したもの(2006年9月の記事参照)。またTLG1100は、アンテナで受信した信号を画像にするまでの放送受信機能一式が搭載されており、消費電力を大幅に削減できる「SureTrak」技術をベースとしている。

 両社は、2007年度中の製品化を目指して開発を進めている。また2月12日から15日まで、スペイン バルセロナで開催される「The 3GSM World Congress 2007」で、NECエレクトロニクスのアプリケーション・プロセッサとTLG1100を用いた技術の展示、実演を行う予定だ。

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