JR東日本は2月13日より、同社が発行するクレジットカード「ビュー・スイカカード」で貯めたビューサンクスポイントを、モバイルSuicaにSuica電子マネーとしてチャージ(入金)できる「モバイル*サンクスチャージ」サービスを開始した。
ビュー・スイカカードでは、クレジットカードの利用額1000円につき2ポイントずつ「ビューサンクスポイント」が貯まるようになっている(きっぷの購入やSuicaへの入金などの場合は6ポイント)。ビューサンクスポイントはSuica電子マネーのチャージへ換えられるが、従来はビュー・スイカカードに載っているSuica部分へしかチャージができなかった。ポイントを換えたSuicaをモバイルSuicaにチャージできるようにしてほしい、というユーザーの声に答えた形だ。また、駅のATM「VIEW ALTTE」に行かなくても、どこでも受け取れるメリットもある。
モバイル*サンクスチャージは、貯めたビューサンクスポイントをSuica電子マネーに換えてモバイルSuicaにチャージできるサービス。手順としては、PCまたは携帯でVIEW's NETにアクセス・ログインし、「ポイント照会・応募」からポイント残高を確認。モバイルSuicaの会員登録をしてあるメールアドレスを入力する。
モバイルSuicaを利用している携帯宛てにメールが届けば、チャージ分を受け取れる。メールが届くまでは約3日必要。
受信したメール、またはモバイルSuicaアプリからチャージしたSuica電子マネーを受け取れる。メールの場合はリンク先から、モバイルSuicaアプリの場合は、モバイルSuicaで電子マネーを受け取るための機能「Suicaポケット」を使って受け取ることになる(2006年11月の記事参照)。
注意したいのは、すべてのビュー・スイカカードが対応しているわけではない点だ。
まず、「大人の休日倶楽部」「ルミネカード」「アトレクラブビューSuicaカード」など、JR東日本が発行しているビュー・スイカカードはすべてモバイル*サンクスチャージを利用できる。
提携カードのうち、「ビックカメラSuicaカード」、「JALカードSuica」、「みずほSuicaカード」の3種類は、きっぷを購入したり、モバイルSuicaの入金をするなどして貯めたビューサンクスポイント分だけ、モバイル*サンクスチャージを利用できる。提携マイル・ポイントをSuica電子マネーに換えてチャージする場合は、カード本体のSuica機能へチャージすることはできるが、モバイルSuicaへのポイント分チャージはできない。
また「イオンSuicaカード」、「スーパーICカードSuica『三菱東京UFJ-VISA』」はそもそもビューサンクスポイントを貯めることができないため、ポイントをSuica電子マネーに換えることも、モバイルSuicaにポイント分のSuica電子マネーをチャージすることもできないことになる。
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