rootkitによるハッキングとその防御
Linux上のファイルやディレクトリを監視し、変化があれば管理者に知らせてくれるツールとしてTripwireがある。もし意図しないファイルの改ざんやアクセス権の変更などが発見されれば、早期に対策を困じることが可能になるわけだ

第5回 kernel rootkitの概要
[2003.6.10 UP] 今回から解説する「kernel rootkit」は、ps、ls、netstatなどのコマンド類は改変せずに、Application rootkitと同じように、クラッカー側にとって必要な機能(バックドア、ファイル・プロセスの隠蔽など)を提供するものだ。このためApplication rootkitに比べて管理者からの発見を逃れられる可能性が高い。その概要について解説しよう。

第4回 rootkitを利用した侵入
[2003.3.28 UP]  kernel rootkitの解説に移る前に、今回はクラッカーがシステムに侵入し、rootkitをインストールするまでの流れを見ながら、一般的なクラッカーがどのようにしてシステムに侵入し、なぜrootkitを用いるのかについて考えてみよう。

第3回 rootkit検出ツールによる検査
[2003.3.11 UP] これまではrootkitの概要について実例を出して説明してきたが、今回はrootkitの検出ツールを利用して、rootkitのインストールされたシステムから、rootkitを洗い出す作業を行ってみよう。

第2回 ログファイルの改ざん
[2003.2.12 UP] 第1回では、Linuxのrootkitの中からtuxkitを取り上げ、その概要として改ざんされたシステムコマンド一部を紹介した。今回はその続きとして改ざんされたsyslogdと、ログファイルの改ざんなどについて見ていこう。

第1回 rootkitの概要と検知
[2003.1.15 UP] システムをクラックする手段として「rootkit」というツールが存在する。ほとんどのrootkitはインストーラー形式になっており、簡単かつ短時間で改ざん作業を完了できるようになっている。攻撃者が利用するrootkitについて、その概要を知るとともに、防御方法について考えていこう。