たび重なるワームの出現によって、ネットワーク境界線での防御に頼っていたこれまでのセキュリティ対策の限界が見えつつある。早期にセキュリティパッチを適用し、脆弱性をふさぐことにより、被害は未然に防げるはずだ。この特集では、環境やユーザーのニーズを踏まえ、最適なパッチマネージメントを実現していくためのヒントを紹介していく。
新着記事
最終回
パッチ管理システムの今後
これまでの記事を通じて、セキュリティパッチの必要性とその運用のポイントなどを紹介してきた。最終回となる今回は、パッチ管理システムの今後のあり方、特に検疫システムについて説明したい。
第5回
展開時に残るこんな問題
これまでの記事で、パッチの検証と配布を含む一連のサイクルの重要性が理解できたと思うが、実際に現場で作業を進める上では、ちょっとしたつまずきが生じることもある。今回はそれらへの対処策を紹介したい。
第4回
パッチ検証の必要性を考える
前回は、パッチの公開から適用、確認までの一連のライフサイクルに沿って、パッチ管理を実現する手法を説明した。今回はそのサイクルの中でも最も神経を使う、パッチ検証の部分について紹介したい。
第3回
パッチマネジメントの「ライフサイクル」を考える
企業内では多種多様なOSやアプリケーションの組み合わせが稼動している。その中でパッチ管理を漏れなく、確実に、しかも効率的に進めていくには、そのライフサイクルに対する考慮が不可欠だ。
第2回
MSの無償ツールを使ってパッチマネジメントを行う
パッチマネジメントというと複雑なシステムが必要だという印象があるかもしれないが、手を打てるところから少しずつ対応していくことだって可能だ。その代表例として、マイクロソフトが提供する無償ツールを組み合わせてのパッチ管理を紹介しよう。
第1回
パッチマネジメントの必要性
OSやソフトウェアのセキュリティホールを狙う最近のウイルスやワームは、登場後あっという間に感染を広めてしまう。被害を最小限に食い止めるには、パッチ公開後迅速に、各PCに適用しておくことが重要だ。管理者にとってパッチマネジメントは、必須の作業といえるだろう。
特別企画
パッチのライフサイクル全般を支援するLANDeskのソリューション
相次ぐワーム被害を背景に、企業システムにはパッチの迅速な適用が求められるようになった。といってもパッチ配布、管理は、管理者にとって負担の大きな作業だ。この作業を支援し、TCO削減を実現してくれるのが「LANDesk Management Suite」と「LANDesk Patch Manager」である。
関連リンク
Security Alert
ウイルスやワーム、不正アクセスなどによる被害をゼロにすることは不可能だ。しかしながら、被害に遭う確率を下げることはできる。そのために不可欠な手段の1つがパッチの確実な適用である。最近公開された脆弱性とパッチの情報を知り、被害を未然に防ごう。