進化する!データベーステクノロジー

 企業システムの命綱ともいえる存在がデータベースだ。各データベースベンダーは2005年から2006年にかけて、さまざまな新機能を搭載した新バージョンをリリースしている。これらのフィーチャーテクノロジーをチェックし、各ベンダーの目指す方向を考えてみよう。

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身の丈に合ったデータベース選び

データベース業界には、著名な製品のほかにもさまざまなRDBMSが存在する。これらは特定の用途に特化し、そのために必要な機能を備えたものや、アプリケーション組み込みに特化したものなど、それぞれに特徴がある。また、最近企業内システムへの導入例なども見られるようになったオープンソースのRDBMSについて、その動向を確認し、これから、これらのデータベースがどうなっていくのかを見てみよう。 (2006/6/19)


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データベースを自動メンテする!――オートノミック管理とは?

 リレーショナルデータベースの元祖となったSystem Rから発展したIBMの「DB2」。商用データベースの2番目のリリース(Database 2)という意味で名付けられたDB2だが、現在のIBMソフトウェアにおいて重要なブランドであり、データベースだけでなく、コンテンツ管理やビジネスインテリジェンスなど、情報管理を担うミドルウェアの総称となっている。「IBM DB2 Universal Database V8.2」(DB2 UDB V8.2)は、DB2ブランドにおけるデータベースソフトウェアの最新版として、2004年8月に発売され、オートノミックコンピューティングに対応したデータベースとしての管理機能が大幅に強化されている。 (2006/6/16)


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可用性の追及 ――メインフレーム由来のデータベース

富士通の「Symfoware」は、決して止まらない高信頼システムによる安定稼働、運用コストを最小限にする省力運用、高信頼機能の適応範囲を拡大する安心の品質をコンセプトとするリレーショナルデータベース。富士通が培ってきたメインフレームのデータベース技術を基に開発され、ミッションクリティカルなコンピュータシステムを支えるデータベースとして提供されている。2005年1月に登場した最新版「Symfoware Server V7」では、クラスタ技術を採用した安定稼働、使いやすく自動化された運用管理、アプリケーションとの連携機能を中心にバージョンアップが図られている。 (2006/6/12)


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蓄積されたデータの有効活用に必要な機能とは?

 2006年2月、マイクロソフトの最新データベース「Microsoft SQL Server 2005」の出荷が開始された。約5年ぶりのバージョンアップとなる新製品では、安定性に定評のあった「SQL Server 2000」の機能をベースに、ダウンタイムを最小にするデータ管理機能など、可用性が大きく改善。また、管理ツールが統合され、ビジネスインテリジェンスのための機能が追加されるなど、洗練された要素機能が集約されている。 (2006/6/5)


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日本市場で求められるデータベース機能を挙げてみる

24時間365日の連続稼働、最新技術への対応、高い信頼性と運用性、サポート力、低コストという5つの特徴を掲げる日立製作所の「HiRDB」。メインフレームで培われた信頼性と拡張性は、国内で高い評価を得ている。2005年3月に発売された最新版「HiRDB Version 7.2」では、コンプライアンス対応のコンテンツ管理を見据えたセキュリティ機能、ディスクアレイシステムと連携したディザスタリカバリ機能、ポリシーに従った自律運用など、3つのポイントを中心にバージョンアップが図られている。 (2006/5/26)


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Oracle DB 10g R2のセキュリティは本当に向上したのか?

 オラクルは、企業システムのミドルウェアプラットフォーム「Oracle Fusion Middleware」、ミドルウェア上で稼働する業務アプリケーション群「Oracle Applications」、そして運用管理基盤「Oracle Enterprise Manager」を統合したトータルな企業システム環境を提供しているが、Oracle Databaseは、それらのあらゆるアプリケーション、ミドルウェアのデータ基盤としての役割を果たしている。最新版の「Oracle Database 10g Release 2」では、可用性やパフォーマンス向上のためのグリッド機能、さらにはセキュリティや運用管理など、さまざまな機能強化が図られている。 (2006/5/23)


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RDBMSの進化の歴史をおさらいしよう

データベースは、現在の企業システムの基盤としてなくてはならないソフトウェアである。現在の主流であるリレーショナルデータベースが登場してから約30年経つが、その長い歴史はデータベースがいかにITにとって適合しているのかを物語っている。「枯れた技術」でありながら、今なお進化を続けるデータベースに求められる最新機能を、これまでのデータベースの進化を振り返りながら考えてみよう。 (2006/5/18)


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