2006年を総括し、そして2007年を読む
2006年、世間を騒がせたのはライブドア事件や企業および官公庁からの情報流出、フィッシング詐欺といった多くの暗いニュースだった。一方、IT支出は 2005年からの好調さをキープし、マルチコア化によるプロセッサアーキテクチャの変革など明るい展望も見えた年だった。そしていよいよ2007年、IT はどのようにさらなる発展を遂げていくのだろうか。この「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版では、ITmedia編集部が2006 年そして2007年において象徴的なジャンルの「潮流」を読む。
新着記事
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版番外編:
スパムメールにも押し寄せたWeb 2.0の波
スパムメールは本当に邪魔な存在だ。ただ、その文面を見てみると大まかなトレンドを見て取ることができる。今年のスパムの流行は、ずばり「Web 2.0」だ。 (2006/12/28)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版
ソフトバンクモバイルの次の手は孫正義の強さが裏打ちする!?
番号ポータビリティ(MNP)制度の導入の際、非常に注目を浴びたのはソフトバンクモバイルの動きだった。あのとき、そしてその後、何が起こったのだろうか。代表取締役社長の孫正義氏の言動から、その舞台裏を探ってみた――。 (2006/12/28)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版:
ICT時代のベストコミュニケーションツールとは
「ITからICTへ」といわれて久しい。2006年は情報共有のツールとして、SNSに代表される「Web2.0」が急成長を遂げた。ICTの真理とは「共有」といっても過言ではないだろう。そして今度は、情報だけでなく時間も共有するツールとして、インスタントメッセンジャー(IM)にスポットが当たり始めた。 (2006/12/28)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版:
オープンソースビジネスは枯れてまた咲く
終わってみると、2006年のエンタープライズ市場におけるLinux/OSSは2つの大きな出来事で語ることができる。キーワードとしては、「サポート」「仮想化」になるが、いずれも業界に激震を走らせ、今後訪れる大きな変化の萌芽と見ることができる (2006/12/28)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版:
「巻き込みマネージャ」と「クールなユーザー」
「縮小から拡大へ」。2006年初頭、国内企業のIT投資は増加、攻めの経営に向けられるという予測が飛び交い、「復活」「反転攻勢」というキーワードがメディア等で踊った。そんな中、企業のITマネージャ、あるいはIT導入に深く関わったユーザーたちはどんな活動をしていたのか。ERP導入を中心に2006年の取材を振り返ってみた。 (2006/12/27)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版:
「普及型」登場で大きく前進 すそ野広がる災害対策
コスト的にも十分に見合う「普及型」災害対策のモデルケースが登場した2006年。情報システムの災害対策は新たなユーザー層へと広がりつつある。 (2006/12/27)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版:
「奴らは本気になった」――セキュリティ脅威の目的に大きな変化
2006年、セキュリティ上の脅威には大きな変化が起こった。目的が愉快犯から金儲けへと代わり、その手段としてボットやゼロデイ攻撃、ソーシャルエンジニアリングが用いられるようになっている。 (2006/12/27)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版:
新たなステージへ進む情報共有
Web2.0や内部統制など、時代の要請やトレンドに従い、企業での情報共有のあり方も変わりつつある。2006年の動きを振り返りつつ、今後の企業内コラボレーションを考えたい。 (2006/12/26)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版:
Webサービスは着実に広がる
Webサービス人気は過去のもの? そんなことはない、2006年には追い風となるものがあった。今後いっそう進むであろう情報のメタデータ化は、Webサービスによってさまざまなものへと形を変えるだろう。 (2006/12/26)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版:
Vistaは躍進できるか
かつて、これほどまでにマイクロソフトが生みの苦しみを味わった製品はないだろう。2006年11月、ようやくWindows Vistaの出荷が開始された。2007年に向けて、プラットフォームとしてのVistaは躍進できるのだろうか。 (2006/12/26)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版
ユーザー/ベンダーともに「内部統制」対策がスタート
2006年は、クライアントのセキュリティ問題に限らず、企業のコンプライアンスおよびガバナンス、すなわち「内部統制」が注目を集めた。また、内部統制や日本版SOX法をキーワードとした製品投入が目立った年でもあった。 (2006/12/25)
「行く年来る年2006」ITmediaエンタープライズ版
仮想化を躊躇する企業に明日はない
メインフレーム時代からあった技術だが、2006年ほど「仮想化技術」が脚光を浴びた年はなかった。ハードウェアとソフトウェアの緊密な結びつきを解き放ち、システムに柔軟さをもたらす「仮想化」、そして「アプリケーションの仮想化」ともいえる「SOA」は次のフロンティアだ。 (2006/12/25)